ソマリア海賊の活動が活発化 風の影響!?

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ソマリア沖。

インド洋の陰に隠れて報道されることが少なくなりました。

でも、今からソマリア沖が「HOT ZONE」になる可能性が出てきました。

それは季節の変化を原因として・・・



米海軍第5艦隊によると、ソマリア沖・アデン湾での海賊の活動が活発化しているそうです。

今年に入ってからの海賊襲撃件数は146件、平成21年9月19日以降でも4件発生しています。

その襲撃のうち、襲撃成功件数は28件となっています。

※NGO「Ecoterra International」(ソマリア沖で監視活動を行う)は、今年の襲撃件数は少なくとも163件、うち船舶が乗っ取られた件数は47件としている。


成功確率は約20%、高いですね。村に御殿が建つ事間違いなし!?

ではなぜ増加しているの?


ソマリア海賊の動きが活発化している理由として挙げられているのが

モンスーン(季節風)による高波が収まったこと

です。

モンスーンによる高波が収まり、ソマリア海賊が商売道具としている小型船が動きやすくなります。

※モンスーンとは

ある地域で、一定の方角への風が特によく吹く傾向があるとき、その風を卓越風と呼ぶが、季節によって風の吹く方角(卓越風向)が変化するものをモンスーン (monsoon) と呼ぶ。アラビア語の季節(モウスィム、??????、Mawsim)に由来する用語である。これは、アラビア海で毎年6月から9月にかけて南西の風が、 10月から5月にかけて北東の季節風が吹き、沿岸諸国の海上貿易、交通に大きな影響を与えていたことによる。

←どくろの旗に髭の船長・・・そんな世界ではありません。

海賊の掟




海賊が増えてくる季節。

そんな中、欧州連合(EU)が日本に国連食料計画(WFP)輸送船の護衛を要請していたことが分かりました。EUからの要請は平成21年7月に行われました。

今まではEU諸国の海上護衛艦隊によって輸送船は護衛されていましたが、護衛艦隊派遣が長期化する中、派遣隊員の疲労が溜まってきています。

そこで、護衛任務の手助けをしてもらおうと白羽の矢が立ったのが海上自衛隊です。防衛省としては、来年1月に期限切れとなるインド洋給油活動に参加している艦隊をWFP輸送船護衛任務に就かせることを検討しています。

WFP輸送船や軍艦など公的機関の船舶が襲撃される事例も増えてきています。

中でも国際機関の人道物資輸送船は格好の標的。

なぜかというと・・・

・物資を満載している(当然ですが)
・必ず港に入ってくる(陸揚げしないといけない)

「どれも当然じゃないか!?」と思われるかと、そこで一般商船と比較してみましょう。

一般商船の場合

・危なければ寄港しなければよい
・陸地から遠い沖合いを航行すればいい

となります。

人道物資輸送船は、難民らに物資を送り届けるための船ですから、陸地に近づく必要があります。それに届けないわけにはいかないのです。

ソマリアの海で日本は沈没する




海上自衛隊も大忙しですね。

日本周辺も「絶対なにもない」ということではありません。そんな中、国際社会の治安維持に尽力しなければならないのです。

海上自衛隊の皆様、それに海上自衛隊隊員のご家族の皆様、関係者の皆様に敬礼 (●・´Å・)ゞ 敬礼♪

【海上自衛隊のソマリア沖活動の実績は以下の通りです】

☆P-3C哨戒機による活動状況について(平成21年9月)☆

平成21年10月1日 防衛省

1.任務実績(9月1日~9月30日)
* 飛行回数 21回(累計 72回)
* 飛行時間 約180時間(累計 約570時間)
* 確認した商船数 約1400隻(累計 約4800隻)
* ・護衛艦、諸外国の艦艇等及び民間商船への情報提供 約140回(累計 約400回)

2.情報提供等を行った事例

(1)9月20日、民間商船より、不審な小型船舶がいるとの情報を受け、警戒監視中のP-3Cが現場に急行し、はしごのようなものを積み、8名の人間が乗っている船舶を視認【写真1】。この情報を、他国艦艇等及び周辺を航行中の船舶等に提供した。その後、ドイツ艦艇搭載のヘリコプターが警告射撃を行って当該船舶を停船させるとともに、オーストラリア艦艇搭載の小型機動船が立入検査を実施し【写真2】、ロケットランチャーやAK-47等の武器・弾薬を没収した後、本船を解放した。

(2)上記のほか、以下の事例があった。

■9月4日、民間商船より、不審な船舶がいるとの通報を受け、警戒監視中のP-3Cが確認を実施したところ、特段疑わしい点は見当たらなかったことから、その旨を、通報元の民間商船に連絡した。
■9月13日、警戒監視中のP-3Cが、不審な船舶が小型船舶を曳航しているのを視認。他国艦艇等にその旨を情報提供し、トルコ艦艇が調査したところ、特段疑わしい点は見当たらなかった。
■9月19日、関係国・関係機関より、商船を襲撃し逃走している不審船舶を韓国艦艇が追尾している旨の情報を受けて、P-3Cが現場に進出し、小型船舶を曳航する不審な船舶を視認【写真3】。
         なお、韓国艦艇が当該船舶への立入検査を実施し、ロケットランチャーや弾薬等を没収し、本船を解放した。
■9月20日、民間商船より、不審な船舶がいるとの通報を受け、警戒監視中のP-3Cが確認を実施したところ、特段疑わしい点は見当たらなかったことから、その旨を、通報元の民間商船に連絡した。
■9月23日、警戒監視中のP-3Cが、小型船舶2隻を曳航している不審な船舶を視認。他国艦艇等にその旨を通報し、英国艦艇搭載のヘリコプターが確認したところ、特段疑わしい点は見当たらなかった。
■9月26日、民間商船より、不審な船舶がいるとの通報を受け、警戒監視中のP-3Cが確認を実施。特段疑わしい点は見当たらなかったことから、その旨を、通報元の民間商船に対応していたイタリア艦艇に連絡した。
■9月27日、民間商船より、不審な船舶がいるとの通報を受け、警戒監視中のP-3Cが確認を実施。小型船舶2隻が航行しており、特段疑わしい点が見当たらなかったことから、その旨を、通報元の民間商船に連絡し、“Thank you for your cooperation”(ご協力ありがとうございます)との感謝メッセージを受領した。



☆海賊対処のために派遣された水上部隊の護衛実績について(平成21年9月)☆

平成21年10月1日 防衛省

1.護衛回数 10回(第55回護衛~第64回護衛)(海賊対処法に基づく第14回護衛~第23回護衛)

2.護衛隻数 69隻(海賊対処法に基づく護衛開始以来の累計150隻、以下同)
内訳 日本籍船 0隻(累計1隻)

我が国運航事業者が運航する外国籍船 20隻(累計57隻)(そのうち、日本人が乗船する外国籍船 4隻)

その他の外国籍船 49隻(累計92隻)

※なお、上記には、海上警備行動に基づく護衛(第1回~第41回)の実績は含まれていない。
※上記のうち、海上警備行動では防護対象にならなかったと考えられる船舶は48隻である。(その他の外国籍船48隻)

※海上警備行動に基づく護衛実績は129隻(279隻(統合幕僚監部が公表する累計数。平成21年10月1日時点)-150隻(海賊対処法による護衛)。管理人調べ)

海軍護衛艦物語←日本海軍の海上護衛構想と組織

【日本船主協会会長コメント】(一部抜粋)
本年3月30日以降、ソマリア沖・アデン湾に海上自衛隊の艦船2隻が派遣され、日本関係船に対する警護活動が開始されています。この政府のご対応および現地でご活躍の自衛官・海上保安官の方々に改めて感謝申し上げます。
 現行の法律では救助すべき対象船に制限が設けられておりますが、今般の海賊対処法の成立により、わが国商船隊の太宗を占める外国籍船や外国人船員に対するより効果的かつ適切な護衛が可能となり、安全の確保がさらに確実になるとともに、公海上における船舶航行の安全確保にわが国が積極的に貢献できることになると確信しております。

がんばれ日本!自衛隊!

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ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のための活動-統合幕僚監部
http://www.mod.go.jp/jso/kaizokutaisyo.htm

防衛省にEU要請 ソマリア沖 国連食糧計画の船舶護衛
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009093002000117.html

ソマリア海賊の襲撃が再び増加傾向に、米海軍
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2647802/4691895

ソマリア沖海賊、モンスーン終了で活発化も=米海軍
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-11725020090930?feedType=RSS&feedName=worldNews

海賊対処のために派遣されたP-3C哨戒機の活動状況について(平成21年9月)
http://www.mod.go.jp/j/news/2009/10/01e.html

海賊対処のために派遣された水上部隊の護衛実績について(平成21年9月)
http://www.mod.go.jp/j/news/2009/10/01d.html

「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律」の成立に対する当協会会長コメント(日本船主協会)
http://www.jsanet.or.jp/pressrelease/index.html

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