【自衛隊×採用試験】海と空とパイロットー航空学生


パイロット。

空を飛ぶ飛行機を操縦して、大空を舞台に仕事をする人です。

自衛隊で空を飛ぶ仕事をしたい方、とにかく早くパイロットになりたい方のための試験、航空学生という試験があります。

※この記事は、自衛隊に入りたい!けれど入り方(採用試験)が分からない…という方に向けての記事です。自衛隊が行っている採用試験の内容、試験そのもの、働き方などを紹介しています。
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すぐに分かる!航空学生 ナビ


航空学生(こうくうがくせい)とは、海上自衛隊と航空自衛隊の飛行機を操縦する人、パイロットになることができる試験です。

海上自衛隊では哨戒機(海の監視をする飛行機)や輸送機、航空自衛隊では戦闘機や輸送機、救難機、ヘリなどを日夜、動かしています。その飛行機たちを操縦して、海上自衛隊・航空自衛隊の仕事をするのがパイロットの人たちです。

そんなパイロットになるための訓練生、パイロットの卵となる人たちが航空学生です。

空を飛ぶことで自衛隊の仕事をしたい方にとっては憧れの試験です。

どんなお仕事?


パイロットの訓練生・研修生となる航空学生です、具体的にはどういう仕事をするのでしょうか?

・パイロットになるために学習をします。
・パイロットになるためには知識の学習と空を飛ぶ実習があります。
・必要な期間の教育・訓練を受けてパイロットになれます。

オススメな人


空を飛ぶパイロットになるための訓練生におすすめな方は?

・空を飛ぶことに強い憧れがある人
・海上自衛隊と航空自衛隊で空を飛ぶ仕事をしたい人
・早くからパイロットとしての訓練をしたい人(最短で20歳から)

試験ガイド-航空学生



・応募できる人(年齢制限など)

海上自衛隊:18歳以上23歳未満の人 + 高卒者(見込含) or 高専3年次修了者(見込含)

航空自衛隊:18歳以上21歳未満の人 + 高卒者(見込含) or 高専3年次修了者(見込含)


海と空で上限年齢が違います。また、卒業・修了見込みを含みます。

・応募できる期間

平成29年7月1日(土)~9月8日(金)

海空ともに同じです。

・募集している人数
2017年4月10日時点では公表されていません。公表され次第、更新します。なお、
航空学生は男女別の採用ではありません。人数は共通です。

・試験科目

1次試験:筆記試験(必須科目は国語・数学・英語。選択科目は地理歴史・公民・理科のうち1つ。高校卒業程度の内容)+ 適性検査

2次試験:航空身体検査 + 面接(口述試験) + 適性検査
3次試験:航空身体検査(海自)・操縦適性検査+医学適性検査(空自)

3次試験まであり、それぞれに適性検査や身体検査があります。

・試験日(試験時期)

1次試験:平成29年(2017年)9月18日(月)
2次試験:平成29年(2017年)10月17日(火)~10月22日(日)の内の1日
3次試験:平成29年(2017年)11月18日(土)~12月21日(木)の内の1日

・合格発表(発表時期や発表方法)

【合格発表の日】
1次試験:平成29年(2017年)10月10日(火)
2次試験:
海上自衛隊:平成29年(2017年)11月14日(火)
航空自衛隊:平成29年(2017年)11月6日(月)

3次試験:平成30年(2018年)1月22日(月)

2次試験のみ海空自衛隊の発表日が違います。それ以外は同じです。

【合格発表の方法】
1 合格された方のみに通知されます。(1次・2次試験ともに)
2 地方協力本部に受験番号が掲示されます。
3 自衛官募集HPに受験番号が掲載されます。(最終合格者のみ)

・倍率(応募者÷採用者 平成27年度)
海上自衛隊は7.3倍、航空自衛隊は54.2倍です。女性に限定すれば海上は9倍、航空は255倍です。

※平成27年度の採用人数は、海上自衛隊83名(内女性は6名)、航空自衛隊52名(女性1名)です。

※倍率とは、採用者に対する応募者の多さです。高いほど人気があり、合格の難しさがあがります。10人の採用に対して20人の応募があれば倍率は2倍です。

※※試験ガイドは募集要項を基に作成しています。より詳細な事柄は募集要項(下の方の関連リンクに貼っておきます)をご確認ください。変更点などがある場合があります。

給料-航空学生の初任給


航空学生として入隊した場合、月額16万6500円(平成29年2月1日現在)が支給されます。また、ボーナスが年2回支給されます。

なお、入隊時の経験などで変動することはあります。

入隊後の教育など


パイロットなるための訓練生・研修生としての航空学生、入隊すると海上自衛隊・航空自衛隊それぞれの学校に入って2年以上の訓練を受けてパイロットになっていきます。

海上自衛隊の学校は「海上自衛隊小月教育航空隊」(かいじょうじえいたい おづききょういくこうくうたい。山口県下関市)、航空自衛隊の学校は「第12飛行教育団」(だい12ひこうきょういくだん。山口県防府市)です。

最初はどちらの学校も知識の学習(座学・ざがく)がメインです。航空機の飛行原理や航空管制、航空気象などを学習していきます。その後は実際に飛ぶ操縦訓練を受けてパイロットの資格を取得します。

資格取得後は、戦闘機や輸送機、哨戒機などの飛行機別の訓練を受けて、その機種のパイロットになります。

詳しくは

・航空学生:各種募集種目:自衛官募集ページ:防衛省・自衛隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/05.html

このページにあります。

航空自衛隊を例にすると…

座学 → 操縦の準備教育(基礎) → 実際に飛ぶ(初級)→ 実際に飛ぶ(基本操縦。戦闘機と輸送機・ヘリに分かれる) → 国家資格取得

という大まかな流れです。約4年から6年間でパイロットへの道を進んでいきます。

スドウさん受験する!-具体的に見てみよう


鎌倉室町高校の3年生のスドウさん(18歳)は、空を飛ぶ仕事に憧れています。いろいろと空を飛ぶ仕事はあるけれど、航空自衛隊のヘリのパイロットになりたいと思っています。そんなスドウさんはある日、航空学生という試験のことを知ります。「パイロットになれるんだ!よし受験しよう」

・高校卒業見込み OK
・18歳以上 OK

海上自衛隊・航空自衛隊の航空学生をどちらも受験できます。

平城京市で会社員として働いているモトキさん(22歳)。同市にある高専を卒業して会社員として働いていますが、今の仕事はイマイチな感じです。お昼休みに駐車場でぼんやりと空を見ていると青空を飛んでいく飛行機が…「そうだ、子供のころ、パイロットになりたいって言ってたな〜今からでもなれるならなりたい!」と思いました。

・高専卒業 OK
・22歳 OK

海上自衛隊の航空学生を受験できます。

どんな飛行機に乗られる?


空を飛ぶ飛行機を操縦するパイロットになれる(かもしれない)航空学生。パイロットになればどういった飛行機を操縦できるのでしょうか?

海上自衛隊では…

●固定翼哨戒機(P-1・P-3C) 
●救難飛行艇(US-1A・US-2)
●電子戦データ収集機(EP-3) 
●輸送機(C-130R)
●多用機(OP-3C・UP-3C・UP-3D・U-36A)
●連絡機(LC-90) 
●哨戒ヘリコプター(SH-60J/60K)
●掃海・輸送ヘリコプター(MCH-101)
●救難ヘリコプター(UH-60J)

などを操縦・搭乗できます。航空自衛隊では…

●戦闘機(F-15J/DJ・F-2 A/B)
●偵察機(RF-4E/EJ)
●救難捜索機(U-125A)
●早期警戒機と早期警戒管制機(E-2C・E-767)
●空中給油・輸送機(KC-767 
●輸送機(C-130H・C-1)
●救難ヘリコプター(UH-60J・CH-47J)
●政府専用機(B-747)

を操縦できます。

※海上自衛隊ではパイロットの他に戦術航空士(せんじゅつこうくうし)という仕事をしている人を航空学生から選んでいます。戦術航空士とは哨戒機に乗って監視活動や攻撃行動をするための仕事をする人たちです。

幹部候補生(飛行)との違いは?


海空自衛隊では航空学生の他にも、幹部候補生からパイロット候補を採用しています。航空学生と幹部候補生ではどういった違いがあるのでしょうか。

1 学歴条件の違い
航空学生は高校卒業から、幹部候補生の場合は大学卒業または大学院卒業からです。

2 年齢条件の違い
航空学生は18歳〜23歳未満、幹部候補生は22歳〜26歳、20歳〜28歳です。航空学生は幹部候補生に比べて年齢幅が狭くなっています。

3 採用人数の違い
航空学生は海上自衛隊83名(内女性は6名)、航空自衛隊52名(女性1名)(どちらも平成27年度)を採用しています。

幹部候補生は海上自衛隊111名(内、女性は14名)、航空自衛隊46名(女性4名)を採用しています。こちらの数字はパイロットを含む全体数です。

単純比較は難しいですが、航空学生のほうが若干多めに採用されています。

とにかく早めにパイロットになりたい方は航空学生のほうが良さそうです。

海✕空✕パイロット


海上自衛隊と航空自衛隊の飛行機に乗って操縦するための訓練生となる航空学生でした。大空を舞台にして仕事をすることができるようになる試験です。

6年ほどの訓練期間の内で選抜されていって、パイロットになることができます。航空学生になった=全員パイロットとはいきませんが、なれる可能性が高いとは思います。

パイロットになることに強い思いがあって、大空を舞台に仕事がしたい方、海上自衛隊と航空自衛隊のパイロットなどとして、空の最前線で働きたい方にはおすすめな試験です。

学力と体力、将来のために頑張れる力がある方にとっては魅力的な試験ですね。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は 陸上自衛隊 広報チャンネル さんの投稿です。


※同上


航空自衛隊の航空学生の方が入る学校です。

※同上


学校での生活や教育の様子です。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 航空学生は海上自衛隊・航空自衛隊のパイロットになるための訓練生です。

  • 長期間の訓練の中で選抜されていってパイロットになります。

  • 学力と体力、パイロットへの強い思いが必要です。


【関連リンク(註)】
・航空学生:各種募集種目:自衛官募集ページ:防衛省・自衛隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/05.html

・パンフレット
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/pdf/p/29gaibp.pdf

・自衛官募集ホームページ:防衛省・自衛隊
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/

自衛官の採用試験のポータルサイトです。志願票(受験します!という為の書類)や受験票(本人のための書類)が用意されています。また、それぞれの採用試験のパンフレットも用意されています。

・“チホン”のすべてがわかる!地方協力本部ポータルサイト:自衛官募集ホームページ
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/chihon/index.html

実際に説明や受験案内をしてくれる広報官(こうほうかん)がいるところがチホン(地方協力本部)です。そのチホンのポータルサイトです。

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