【自衛隊×採用試験】陸自×高校生ー高等工科学校生徒


高校生。

多くの可能性と夢に向かって走っていく人たちですね。

高校生で陸上自衛官の卵という人たちがいます。今回は高等工科学校生徒について、試験から学校生活まで。本当に大変な試験です。

※この記事は、自衛隊に入りたい!けれど入り方(採用試験)が分からない…という方に向けての記事です。自衛隊が行っている採用試験の内容、試験そのもの、働き方などを紹介しています。
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すぐに分かる!高等工科学校生徒 ナビ


高等工科学校生徒(こうとうこうかがっこうせいと)とは、高校生から自衛官になるための勉強するための採用試験です。将来的には陸上自衛隊の自衛官として働くために、15歳くらいの時から、自衛隊の学校で勉強をしていきます。

とにかく早く自衛官としてスタートしたい方など、自衛隊に強い関心がある方向けの試験と言えます。
自衛官としてのスタートが早いため、昇任(昇進のこと)も割りと早いですし、自衛官としてのキャリアアップも充実していますから、自衛官として大きくなりたい方には最適な試験と言えます。

高等工科学校自体は、もともとは少年工科学校(しょうねんこうかがっこう)として昭和38年(1963年)に設立された陸上自衛隊の学校です。技術的思考に優れた陸上自衛官の養成を目的に創られました。平成22年(2010年)に高等工科学校に変わりました。

どんなお仕事?


高校生から自衛隊の仕事を勉強していく高等工科学校生徒、どういう仕事をしているのでしょうか?

・陸上自衛官になるための勉強をします。
・高校生としての勉強もします。
・体育訓練や技術の学習、防衛分野の学習をします。

オススメな人


将来の陸上自衛官の卵となる高等工科学校生徒ですが、おすすめな人は?

・とにかく早く自衛隊に関わりたい方
・とにかく早く経済的に自立・自律したい方
・自衛官として早めにキャリアアップしたい方
・一般的な高校の仕組みでは物足りない方
・自衛官としての能力や見識を早めに学習したい方

試験ガイド-高等工科学校生徒



・応募できる人(年齢制限など)

推薦:中卒(見込みを含む) + 17歳未満の男子 + 学校長の推薦
一般:中卒(見込みを含む) + 17歳未満の男子

高等工科学校に入る試験には推薦入試と一般入試の2種類があります。年齢としては17歳未満までOKです。一般的な高校から高等工科学校に入り直すこともできるということですね。

・応募できる期間

推薦:平成29(2017)年11月1日(水)~12月1日(金)
一般:平成29(2017)年11月1日(水)~平成30(2018)年1月9日(火)

・募集している人数
2017年4月8日時点では公表されていません。公表され次第、更新します。

・試験科目

推薦:面接(口述試験) + 筆記試験(作文を含む) + 身体検査
一般:1次試験 + 2次試験

1次試験:筆記試験(国語、社会、数学、理科、英語(中学校卒業程度) + 作文
2次試験:個別面接 + 身体検査

・試験日(試験時期)

推薦:平成30(2018)年1月6日(土)~8日(月)の間のうち、1日
一般:1次試験 平成30(2018)年1月20日(土)
   2次試験 平成30(2018)年2月1日(木)~2月4日(日)の間のうち、1日

・合格発表(発表時期や発表方法)
【合格発表の日】

推薦:平成30(2018)年1月17日(水)
一般:1次試験 平成30(2018)年1月26日(金) 
   最終合格 平成30(2018)年2月16日(金)

【合格発表の方法】
1 合格された方のみに通知されます。(1次・2次試験ともに)
2 地方協力本部に受験番号が掲示されます。
3 自衛官募集HPに受験番号が掲載されます。(最終合格者のみ)

・倍率(応募者÷採用者 平成27年度)

推薦:3.0倍(188名の応募、63名の採用)
一般:10.5倍(2972名の応募、283名の採用)
合計:9.1倍(3160名の応募、346名の採用)

※倍率とは、採用者に対する応募者の多さです。高いほど人気があり、合格の難しさがあがります。10人の採用に対して20人の応募があれば倍率は2倍です。

※※試験ガイドは募集要項を基に作成しています。より詳細な事柄は募集要項(下の方の関連リンクに貼っておきます)をご確認ください。変更点などがある場合があります。

給料-高等工科学校生徒の初任給


高等工科学校生徒は高校生ですが、同時に防衛省職員(特別職国家公務員)です。そのため学生手当として月額 100,000円(平成29年2月1日現在)が支給されます。月単位の手当の他に、ボーナスが支給されます。

在学中は寮生活となり、駐屯地の食堂での食事、制服などが支給されます。生活に関わる費用の多くを自衛隊が支払ってくれることになります。

高等工科学校生徒の最初の階級とあがり方


高等工科学校生徒は最初は自衛官ではありません。在学中は防衛省の職員ですが、卒業後に一定の教育訓練を受けてから、陸上自衛隊の自衛官として働きます。

高等工科学校生徒 → 生徒陸曹候補生課程(せいとりくそうこうほせいかてい) → 陸上自衛官!

という流れになります。19歳くらいから自衛官として働けるようになります。高等工科学校生徒は基本的には下士官コースになります、それ以上の仕事と役割がほしい方は防衛大学校などに入学することもできます。

入隊後の教育など


高等工科学校生徒として入学する高等工科学校は2つの側面と3つの教育で成り立っています。

・2つの側面ー自衛官の学校+普通科高校

まずは2つの側面です。高等工科学校は「陸上自衛官養成の学校+普通科高校」です。将来の陸上自衛官を養成・育成する勉強と、普通科高校の生徒として求められる勉強の2つをします。

高等工科学校は、神奈川県立横浜修悠館高校と提携しているため、高等工科学校卒業と同時に一般的な高校卒業の資格を得ることができます。

※高等工科学校での一般的な高校の勉強についてはこちら。
・高等工科学校-教育部 http://www.mod.go.jp/gsdf/yt_sch/jyugyo/2ed/2kyou_gaiyou.htm

国語・社会・数学・英語など、勉強していることは一般的な高校と同じです。

・3つの教育ー普通科の高校生+技術者+陸上自衛官

高等工科学校は3つの教育を行っています。

1 普通科の高校生として
普通科高校の高校生としての勉強をします。

2 自衛隊の技術者として
もともとが自衛隊での専門的な技術を勉強するための学校ですから、今でも技術教育に力を入れています。

・高等工科学校-専門教育 http://www.mod.go.jp/gsdf/yt_sch/jyugyo/1ed/index.html

システムなどの情報工学、ロボット製作などをしています。

3 陸上自衛官として
将来の陸上自衛官としての勉強です。自衛官は戦闘する人ですから、防衛分野の勉強もしています。国際情勢や戦闘訓練、体力訓練などをします。

・高等工科学校-防衛基礎学 http://www.mod.go.jp/gsdf/yt_sch/jyugyo/seitotai.html

教練から戦闘訓練、野戦築城(やせんちくじょう)、地図の見方に防衛に関する法律の仕組みまでいろいろと勉強します。

※高等工科学校の理念。
「明朗潤達 質実剛健 科学精神」

スギモトさん、受験する!


平城中学3年生のスギモトさん(15歳)、小さい頃から自衛隊に憧れていて、とにかく早く自衛官になりたいと思っています。高等工科学校に推薦で入りたいようです、しかも中学校の校長先生の推薦も貰えそうです。

・中学校卒業(見込み) + 17歳未満 + 校長先生の推薦 推薦入試OKです。

大江戸高校1年生のヨシナガさん(16歳)は今の高校に飽き飽きです。思っていたよりも楽しくないし、学習内容もイマイチです。ヨシナガさんは「よし、自衛隊の高校があるらしい、ひとつ人とは違うことをしてみっか!」ということで高等工科学校を受験してみようと思いました。

・中学校卒業 + 17歳未満 一般入試OKです。

高校生と自衛官とー15歳からの自衛官への道


高校生で自衛官の卵な高等工科学校生徒でした。普通科高校の高校生としての勉強と陸上自衛官になるための勉強(専門教育と防衛教育)という2つの勉強をすることになります。

高校生として勉強しながら、自衛官として必要とされる専門的な勉強、技術者としての勉強もしなければいけません。

一般的な仕組みの高校に例えると…

+国語・数学・社会・英語などの勉強
+部活(体育) 
+3年後の就職のための実践的な職業教育

を3年間毎日、同時並行でしていく感じです。カラダも頭脳も休まる時間がなさそうですね。それに加えて寮生活も訓練のひとつになります。(規律と集団行動の練習の場所)

15歳からの自衛官への道としては、かなりのハードワークになります。ただ、達成感ややりがいは大きいと思います。

カラダも心もついていけるほどの気持ちと覚悟、陸上自衛隊への強い憧れが必要かと思います。そして学力は必要不可欠ですね。できる人、できない人がはっきりする試験、かなり人を選ぶ試験と言えそうです。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は 陸上自衛隊 広報チャンネル さんの投稿です。


※同上


【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 高等工科学校生徒は高等工科学校に入るための試験です。

  • 高等工科学校は陸上自衛官になるための学校です。

  • 高校生 + 技術者 + 陸上自衛官の卵

  • かなりのハードワークになります。よって人を選びます。


【関連リンク(註)】
・高等工科学校生徒:各種募集種目:自衛官募集ページ:防衛省・自衛隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/10.html

・高等工科学校 http://www.mod.go.jp/gsdf/yt_sch/

・自衛官募集ホームページ:防衛省・自衛隊
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/

自衛官の採用試験のポータルサイトです。志願票(受験します!という為の書類)や受験票(本人のための書類)が用意されています。また、それぞれの採用試験のパンフレットも用意されています。

・“チホン”のすべてがわかる!地方協力本部ポータルサイト:自衛官募集ホームページ
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/chihon/index.html

実際に説明や受験案内をしてくれる広報官(こうほうかん)がいるところがチホン(地方協力本部)です。そのチホンのポータルサイトです。

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