【自衛隊×再就職#21】自衛隊と民間は違うんだ!ーこれって本当ですか?

【自衛隊×再就職#21】自衛隊と民間は違うんだ!ーこれって本当ですか?


自衛隊と民間は違うんだ!

よく聞かれる言葉です、おなじような言葉に役所と会社は違うんだ!というものがありますね。

違うんだ!とは言われますが、具体的にはどこがどうちがうのでしょうか?

※この記事は自衛官の再就職についての記事です。自衛隊に入ったら必ずくる退職というゴール、その先には再就職があります。再就職に関して自衛官の皆さんにお役に立ちたい!という想いで書いています。
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違うんだ!とは言いますが…


自衛隊と民間は違うんだ!(同様に役所と会社は違うんだ!)とは、公共機関に勤めている人がよく使う言葉のように思います。(たまに逆に会社側からも言う人もいますが)

とはいって具体的に聞いてみると「?」なことが多いと思いませんか?お互いに違うんだ!と言い合うだけで、双方の対立を煽っているだけのようにも感じます。

今回は、違うんだの具体的な内容について、その違いを具体的に知ることで、自衛官のみなさんの再就職の手助けになれば!と思います。違いを知ればこれからの仕事の仕方の参考になると思いまして(^o^)

3つの違いーお金・平等・利益


自衛隊を含めた公共機関と会社の違い、それはお金・平等・利益の3つの分野に特徴的に現れます。

具体的に見ていきましょう!

1 お金の元と性質の違い

まずは「お金」のこと。これはそれぞれの組織を支えるお金の元が違うということです。つまりお金の出資者が違うということです。

自衛隊・公共機関 → 国民・住民 → 税金
会社       → お客様 → 料金・代金

です。どちらもお金ですが、支払いの性質が違います。税金は「国民」であるという理由で強制的に徴収されるお金、支払うか支払わないかの選択肢はありません。一方の料金は会社が提供しているサービスに対して「わざわざ」支払うお金です。

この「わざわざ」がポイントです。会社はお客様に選ばれてこそ、選別されてこそ、わざわざお金を支払ってもらえる存在です。

会社は公共機関のように「国民だから支払いなさい、法律で決まっているんだから払いなさい」ということはできません(契約除く)。多くの会社が提供しているサービスから、わざわざ自社を選んでもらって、わざわざお金を支払ってもらわないといけません。

料金・代金はお客様が支払先を選択できるものということですね。

税金 → 強制徴収 + 選択肢なし(ふるさと納税は別)
料金 → 選んでもらって支払ってもらえるもの + お客様が選ぶもの

です。

2 平等の違い

公共機関と会社では「平等」の扱い方が違います。

自衛隊・公共機関 → 法律のもとでの平等
会社       → お金のもとでの平等

です。平等と言っても法律を基準にするか、お金を基準にするかで違いが出てきます。

自衛隊や公共機関が目指す法律の平等は、法律で作られた属性(身分)、例えば住民や国民を一律に扱うことが「平等」です。住民・国民という属性がある人達は一律に対応されるという平等です。

例えば自衛隊の災害派遣などでは、住民や国民は例外なく救助されます。(実際にできるかどうかは別問題ですが)

一方、会社の目指すお金の平等は、サービスに対する対価を支払ってくれた人は平等という意味での「平等」です。王様も貴族も一般人もお金を支払ってくれる限りは平等という「平等」です。つまり、お金の支払いがあれば「お客様」の中に入り、支払っていない人以上の待遇を提供することです。

日本でよく聞く「お客様は神様です」という言葉は、本来は「商人に国王なし」というもの。商人にとっての平等を表現したものです。

お金の支払いの有無で分けるなんて平等じゃない!(# ゚Д゚)

となるかもしれませんが、会社は利益を上げないと存続すら許されません(公共機関は極端な話、何もしなくても税金は入ってくる訳ですから)。お金の支払いを基準にして分けることは差別ではなく、会社として存続し、購入してくれたお客様(わざわざ選んでくれた人)とサービスを求めている人の利益を守るために必要なことです。

3 利益の扱い方

自衛隊や公共機関は利益を求めない、会社は利益を追求する!とはよく聞く言葉です。たしかに一面を指摘した言葉だと思います。利益とはコストをかけて得られたプラスの部分のこと、100円の費用をかけて150円の売上、50円の利益ということです。

この利益に対して自衛隊・公共機関と会社の態度は…

自衛隊・公共機関 → 上げるな or すごく薄く
会社       → なるべく大きく

というものだと思えます。自衛隊や公共機関のすることは「みんなのためにしていること」という前提ですから、利益を上げることはもともと考えていません。また、補助金など公共機関からのお金をたくさん入れている業界(医療とか介護、保育など)では「みんなのお金なんだから、そのお金で利益をあげるなんてとんでもない(# ゚Д゚)」となりやすい印象です。

一方の会社。なるべく利益を大きくしょうとがんばります。お客様にわざわざ自社を選んでもらって、わざわざお金を支払ってもらうことで得られるのが売上。かけたコスト以上に利益を大きくしないと、そもそも「商売」ではありません。赤字で続けるものは商売ではなくて別の事業です。

違っていることは確かですが、その先が大事です。


以上が自衛隊・公共機関と会社の違いでした。違っていることは間違いありません。違っていることをことさら取り上げて、お互いが批判しあうこともあります。

公共機関は善意の殿堂!良心の宝庫 × 会社は私利私欲の塊、強欲の権化
会社は無駄を省いた洗練された強い集団 × 公共機関は無駄だらけの無能集団

というような。でもそれはお門違いの非難合戦です。どちらも無駄はありますし、変わらない・変わりたくない・変えてほしくないという組織習性も同じです。組織に善悪・道徳を重ねてもそれは無意味です。

違ってるからだめ!ということではないです、どちらが組織として上下である!ということもありません。お互いに分野が違うだけのことです。

自衛隊で再就職を控えられている皆さんにとって、再就職は不安と期待が一緒になったものだと思います。違いをわかった上で、再就職を迎えられると不安を少しでも小さくすることができると思います。

違いを知らないと「やっぱり自衛隊が良かった、後悔しています…」なんてことになりかねません。

後悔してしまうと、それまでの自分のこともすべて無駄で後悔の出来事になってしまいます。自分にとってよりよい未来のために選択したことを、自分で「後悔だ」と切り捨てていいのでしょうか?誰も「よし!今よりも悪い状況になってやろう、不幸になるぞ(^o^)yeah!」と決断する人はいないと思います。

後悔のないこれからのためにも、自衛隊と会社の違いを知って、これからの再就職に勝利されてください(^o^)

日本の国を守るために、ご自身の命や貴重な時間を国家に預けられてきた自衛官の皆様の再就職がうまくいきますよう、応援します!

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛隊・公共機関と会社には違いがあります。

  • 違いはお金・平等・利益があります。

  • 違っていても大丈夫です。


【関連リンク(註)】
・【自衛隊】年間約8038人という数字 自衛官への道 その4
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391961715.html

・【自衛隊】自衛官のゴールは再就職!
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/355705639.html

・自衛隊への疑問!? その1 自衛官って公務員だからいいよね!?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/154311006.html


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