教育をしたい!人たちーしたいことから見た空自の職種#3


航空自衛隊(空自)、いろいろな航空機を使って日本の空を守っている組織。そんな空自は専門家の得意技で成り立っています。

今回は隊員の教育に関わる人たち。飛行機や建物だけでは空自は動けません。
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※この記事は、航空自衛隊で働いている隊員のお仕事を飛行機、お金などの仕事ごとにまとめています。会計員(かいけいいん)と言われても「?」となりがちな空自の職種を、したい仕事・やりたい仕事からみていきます。(たくさんある職種の中から一例として取り上げています)

空自に入隊したい方、もう入隊された方にとって、より空自の隊員の仕事を知ってもらうことができると思います(^o^)。では、はじめましょう!
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教育は大事!


教育というと一般的には学校の仕事、学校以外ではあまり意識されることはありません。一部には卒業=学習終了みたいな雰囲気もあります。

航空自衛隊の学校というと「わざわざ学校卒業して入隊したのに、また学校に入るの?」と思われるかもしれませんが、航空自衛隊では隊員の教育を重視しています。(もちろん陸も海も重視はしています)

航空自衛隊ではメジャーコマンドのひとつに「航空教育集団」(こうくうきょういくしゅうだん)という組織を作って、隊員の教育を行っています。航空教育集団の中に、航空自衛隊の学校となる教育隊や術科学校などの教育機関が設置されています。

航空自衛隊が教育を重視する理由、それは…

1 教育の度合いが作戦の成否に関わること(組織行動ですから)
2 教育によって得られる知識や体力が隊員の行動力の基礎になること

などがあるからです。

では、実際に航空自衛隊の隊員の教育に当たる人たちはどういう人たちでしょうか?

先生!先生!−教育訓練員


自衛隊に入隊して最初に入る「自衛隊の学校」は教育隊(きょういくたい)です。教育隊は航空自衛隊で仕事をするための基礎を勉強するところです。

自衛隊の仕事の基本となる動作や言葉などを勉強して、実際に部隊で仕事ができるようなる基礎を学びます。

入隊した方が学生さんなら、基礎を教える先生が教育訓練員です。教育訓練員は知識も体力も必要とされるお仕事、それに加えて人格面でも要求されることが多いです(一般の学校でも同じですね)

また、教育訓練員は、教育隊だけにいるわけではなく、日本各地の部隊にもいます。

えっ、そんなに学校あるの?(^_^;)

各地の部隊に学校がある訳ではなく、部隊のお仕事のひとつに訓練があるからです。自衛隊の訓練は本番のお仕事(軍事や災害対応、海外派遣など)で効率的に行動するための基本です。(プロスポーツチームの練習と同じです)

各基地での体育や組織行動訓練のために教育訓練員がいます。

※この動画は tyu 123 さんの投稿です。ありがとうございます。


教育隊卒業の様子です。卒業まで自衛隊の仕事の基礎を教えるのが教育訓練員です。

・【航空自衛隊×職種 #31】教育訓練員-自衛官養成のプロ: わかる!航空自衛隊。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/416334105.html

教材作ってます−印刷製図員


教育訓練員は教える人ですが「教える」には教科書が必要です。なぜなら、教育が個人の経験や記憶に依存して、隊員によってバラバラの教え方をしたら組織行動ができないからです。

例えば、気をつけ!という命令が出た場合、人によって「姿勢を正す」「座る」「歩きまわる」(極端な例ですよ)と内容が違っていると大変ですね。

そのため言葉と意味を定義した教科書が必要なわけです。誰が教育しても、同じような成果を得られるため、それは軍隊としての組織行動を目的にしているからです。
(この点、一般の学校も同じ方向性のような気もしないでもないですね。個性とはいいつつも…確かに「みんないっしょ。みんなおなじ」のほうが楽ですが…脱線しましたm(__)m)

航空自衛隊で教科書や教育用の資料を作っている人たちが印刷製図員です。教科書つくりというとインドアなイメージかもしれませんが、航空自衛隊の印刷製図員はけっこうアウトドアです。なぜなら、教科書に書くようなこと(例えば飛行機や装備など)を現場に行って撮影したりするからです。

教材のデザイナー・クリエイターとして働くのが印刷製図員です。
・【航空自衛隊×職種 #43】印刷製図員ー空自のクリエイター: わかる!航空自衛隊。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/431556731.html

※この動画は  M matsutaro さんの投稿です。ありがとうございます。


見せ方、説明の仕方など、デザインは大事です。

自衛隊で教えるというお仕事


自衛隊で教育する!というと意外な感じかもしれません。自衛隊というと「筋肉100%マッスル自衛隊」みたいなイメージがあるからです。

でも実際の自衛隊では学力を基礎にした仕事がメインで、その上に体力や気力が付いてくるというほうが実情のように感じます。

自衛隊での教育は組織行動の効率化を目的にして、そのために国内外の過去の戦訓(せんくん、戦場での教訓のこと)を基に隊員の教育を日夜行っています。

教育の先頭に立つお仕事、教育訓練員と印刷製図員でした。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 航空自衛隊は教育を重視しています。

  • 空自には航空教育集団という部隊があります。

  • 航空自衛隊で教育する!というお仕事があります。


【関連リンク(註)】
・隊員の仕事|航空自衛隊について|[JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/about/work/

・【自衛隊】自衛隊の訓練ってどういうの?: わかる!航空自衛隊。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/434294476.html

・【航空自衛隊×職種#0】40の68は戦うために! 航空自衛隊の職種大全:わかる!航空自衛隊∠(^-^)
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/393576433.html?seesaa_related=category

・【空自×術科学校】術科学校にいこう!:わかる!航空自衛隊∠(^-^)
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/421588036.html

・【自衛隊×?#4】航空自衛隊で働いてるの? パイロットでしょ!(^o^)/-知られざる空自と軍事:わかる!航空自衛隊∠(^-^)
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/177533366.html

【参考になる本】

こちらの本を参考に作った記事です。軍隊=戦闘というイメージですが、実際は戦闘を支えるいろいろな活動があってこそ!という事実を教えてくれる本です。過去の戦闘というよりも少し前、もしくは現在進行形の補給や支援のお話です。


過去の大規模戦役の補給の実態について書かれた本です。ノルマンディー上陸作戦の後の進攻など、あまり注目されない事柄についても書かれています。


日本の戦国時代、それぞれ地域の戦国大名が生存を賭けて争っていました。その争いを支えていたのは「兵粮」、つまり経済です。食べ物だけではない、戦闘を支える多くの事柄を捉えています。

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