【航空自衛隊×職種#63】動力器材整備員-Start Your Engine!


はじめの一歩。

何かを始めること、最初の一歩が大事です。その一歩がこれからの将来を決めることもあることもありますね。一歩のデンプシー・ロールも最初の気づきがあったからこそです。

今回は飛行機のはじめの一歩、エンジン起動などの飛行機整備のサポーター、動力器材整備員のお仕事です。
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※「航空自衛隊の職種大全」は航空自衛隊の職種を紹介する連載記事です。航空自衛隊はどういう仕事をしている?、航空自衛隊に入ったらこういう仕事をしたい!などのギモンに答える連載です。職種全体の基本的なことは…

・【航空自衛隊×職種】40の65は戦うために! 航空自衛隊の職種大全 Episode0(ZERO)
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/393576433.html

に書いています。よろしかったら(^_^)

動力器材整備員とは?


航空自衛隊の航空機整備のサポーターである動力器材整備員とは…

特技名:動力器材整備員(どうりょくきざいせいびいん)

職域名:車両整備(しゃりょうせいび)

学ぶ所:第1術科学校(浜松基地・静岡県浜松市)

働く場所:秋田、松島、百里、小松、岐阜などの飛行機のある基地

主な仕事:

1 飛行機のエンジンを起動させるためのコンプレッサーの整備点検。
2 電源車の整備点検。
3 牽引車やグランドクーラーなどの飛行機整備のための支援車両の整備点検。
4 上記の車両の故障修理や故障原因の究明すること。etc…

取れる(かもしれない)資格:危険物取扱者・高圧ガス製造保安責任者・大型自動車免許など

というもの。飛行機を整備するためのいろいろな車の整備点検や故障修理などを担当しているのが動力器材整備員です。

飛行機をサポートするクルマたち


飛行機というと最先端で力強い、しかもスマートなイメージですが、それは空の上でのお話です。地上ではいろいろと不自由のある機械です。大型旅客機なら前に進むことはできても、後ろに進むことはできません。(いろいろな理由で)

思ったよりも不自由な飛行機という乗り物ですが、この飛行機を地上でサポートするクルマたちがいます。

地上にある飛行機をサポートするクルマたち、具体的には・・・

・電源車
・グランドクーラー
・けん引車


などです。これらの車両によって飛行機は地上から解放され、飛び立つことができるようになります。

航空自衛隊の動力器材整備員は電源車など(これらを動力器材と呼んでいます)の整備を仕事にしています。

Start Your Engine!


飛行機は最初の一歩が踏み出せません。優柔不断でグズグズしている!というわけではなく、エンジンが起動しないと飛行機自体が必要とする電気を用意できないという意味です。

飛行機という乗り物は基本的には電気で動いています。コクピット内の計器や操縦するためのいろいろな装置、機体の内外の照明は電動のものですから、電気がないと動きません。

飛行機が使う電気は、飛行機自体に搭載されている発電機が動かないと供給されませんから、発電のためのはじめの一歩、つまり最初の電気を飛行機に供給する必要があるわけです。

飛行機の電気の最初の一歩、それが電源車です。

航空自衛隊の飛行機でも最初の電気が必要な機体もありますし、F15のように電源車を必要としない機体もあります。

自分を動かすための電気を得られない飛行機。その他にもいろいろな車の手助けを受けて動き出します。

・コンプレッサー
エンジンを起動させるための圧縮空気を送り込みます。エンジンが動くことで発電することができます。

・グランドクーラー
搭載されている器材やパイロットのための空調を提供します。飛行機に電気がないため、空調が最初から使えないためです。人も機械は温度環境に敏感です。日常生活で言えば冬の朝の暖房、冬場の脱衣場での暖房みたいなものです。

・けん引車
飛行機を動かすための車です。飛行機自身が移動すると騒音が発生したり、燃料消費が起きるなど問題があります。また、飛行機が巻き起こす強風や空気を吸い込むエンジンの動きは隊員に危険を及ぼします(吹き飛ばされたり、エンジンに吸い込まれたりです)

動力器材整備員に必要なこと-なるには?


航空自衛隊の飛行機を起動させるため器材などの整備点検をしている動力器材整備員のお仕事、その仕事を支えるのは…

機械への興味関心

です。動力器材整備員が整備点検するのは飛行機の最初を決める大事な器材です。機械への興味や関心がある人が向いています。

飛行機のはじめの一歩


飛行機を動かすためのコンプレッサーや電源車を整備する動力器材整備員のお仕事でした。

動力器材整備員は飛行機にとってのはじめの一歩、発電機を動かすための電気を供給したり、エンジンを動かすための圧縮空気を送り込んだりするクルマなどを整備します。

はじめの一歩がないと自立できないし、自力で動くことができない飛行機、地上では思ったよりも不便です。

はじめの一歩をスムーズに乗り越えられるようにしている動力器材整備員のお仕事、航空自衛隊の飛行機を動かす大事なお仕事です。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は オヤジの空YouTubeチャンネル さんの投稿です。ありがとうございます!


大空ではいろいろな動きができる戦闘機です。それにしてもすごい機動です。

※この動画は Panacealand パナシアランド さんの投稿です。ありがとうございます!


旅客機がけん引車でプッシュバックされていきます。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 飛行機を動かすためのいろいろな器材の整備をするのが動力器材整備員です。

  • 飛行機は動力器材の後押しがないと自立できません。

  • 飛行機を空へ飛び立たせるための器材が動力器材です。


【関連リンク(註)】
・隊員の仕事|航空自衛隊について|[JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/about/work/

・百里基地 -HYAKURI AIR BASE- | [JASDF]航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/hyakuri/

・航空機牽引車 | 働くクルマ | GAZOO.com
https://gazoo.com/car/working_vehicle/Pages/aircrafttractor.aspx

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