【航空自衛隊×職種 #41】総務員ー○○以外のことをする何でも屋さん


総務。

会社では総務課、国の役所では総務省と知っているし、聞いたことも、そして見たこともあるけれど、その仕事は?と聞かれれば「?」という答えが返ってくる不思議な仕事です。

今回は航空自衛隊の中で総務をしている総務員のお仕事です。
---
※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
---

※「航空自衛隊の職種大全」は航空自衛隊の職種を紹介する連載記事です。航空自衛隊はどういう仕事をしている?、航空自衛隊に入ったらこういう仕事をしたい!などのギモンに答える連載です。職種全体の基本的なことは…

・【航空自衛隊×職種】40の65は戦うために! 航空自衛隊の職種大全 Episode0(ZERO)
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/393576433.html

に書いています。よろしかったら(^_^)

総務員とは?


航空自衛隊の中で総務のお仕事をする総務員とは…

特技名:総務員(そうむいん)

職域名:総務(そうむ)

学ぶ所:配属された部隊(直接配員)+通信教育

働く場所:すべての航空自衛隊の基地や分屯基地

所属部隊:すべての部隊

主な仕事:

1 いろいろな文書の作成などの文書業務。
2 行事の準備や実際の運営などの行事関連業務。
3 行事などに関連する関係部署との連絡調整。
4 庶務の仕事
5 外部の人の接遇。etc…

取れる(かもしれない)資格:行政書士

というものです。航空自衛隊が行っているいろいろな行事などに関して紙の文書と連絡調整で仕事をするのが総務員です。

○○以外は何でもします。


総務というお仕事、正直見えにくいお仕事です。行事の時は司会進行をしていたり、文書を作っていたり、連絡調整のために関係舞台を回っていたりと、どう表現したらいいのか分からない面があります。

総務というお仕事を言葉にすると「○○以外のことをする」ということになります。総務班という部署は監理部(基地の総務)の中にありますが、監理部には総務以外に、苦情などに対応する基地対策班、法律問題に対応する法務班、航空自衛隊の活動を世の中に知らせる広報班などがあります。

総務班は基地対策、法務、広報以外のいろいろな仕事、具体的には航空自衛隊が行っているいろいろな行事の準備や進行、部隊の動きに関連する文書の作成や発行、それに関連する連絡調整をしています。

総務員はそんな総務班でお仕事をしています。

紙と電話と行事とー航空自衛隊の普段を支えます。


航空自衛隊というと飛行機・ミサイルなどのマシンのイメージが強いですが、航空自衛隊そのものは普段はいたって普通の仕事の場所、世間的には「役所」という世界です。

何をおいても文書、そして行事、それに関連する連絡調整と根回しといたって役所です。

総務員は普段の航空自衛隊の中で紙と電話で連絡調整して、行事を滞り無く行うことがメインのお仕事になります。

航空自衛隊の中での行事はいろいろとあります。隊員の表彰式、あることをするために編成された部隊の編成完結式(冬場なら除雪部隊編成完結式)、海外派遣部隊の派遣式典に帰国式典、国の内外からのVIPの歓送迎式典と行事のオンパレードです。

行事を開催して運営するには関係するいろいろな部隊(飛行機を見せるなら飛行部隊、管制塔を見学させるなら管制隊など)との連絡と調整、そして文書を発行して命令として実行していきます。

命令でする行事である以上は、それに対応する報告や関係する申請などの文書のやり取りも出てきます。

こうみると総務員、かなりの激務です。

総務員に向いている人-なるには?


航空自衛隊の普段、行事や文書、他の部署以外の仕事を担当している総務員ですが、総務員に向いている人はどういう人でしょうか。

社交的な方です。

総務員は航空自衛隊の中での行事の執行などを担当しているために、関係する部隊(上級部隊や基地にいる部隊、陸海自衛隊など)との連絡調整は不可欠です。そのため「私、人と話すことも接触することもダメなんです」という方には難しいかもしれません。

紙と電話による作戦


総務員のお仕事は幅広いものです。行事や文書作成・発行と他の部署がしていない仕事、そして突発的に発生した他の部署がしない仕事(よくいえば組織の権限の明確化、悪く言えば縦割りと面倒なことの押し付け)に対応しています。

レギュラーとイレギュラーが交互にやってくる仕事といえます。

総務員はレギュラーとイレギュラーを紙と電話(連絡調整を象徴的に言っています)で戦う人たちですね。

行事というと「形式的で無意味」という印象がありますが、もともとは時間的な区切りを作って仕組みや気持ちを切り替える意味のものです。一般的には結婚式や葬式と同じものです。無駄が多いのも事実ですが、行事というもの自体は必要かと思います。

航空自衛隊の日常(行事)を支える総務員のお仕事、意識されることは少ないですが大きな役割を担当できるお仕事です。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は RUNWAY FUN [Aviation & Military & plus] さんの投稿です。ありがとうございます!


航空自衛隊にとっての普段の最大の行事、航空観閲式です。総務員のお仕事も最大になりますね。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 航空自衛隊の日常(行事や文書、困り事)を処理するのが総務員です。

  • 紙と電話、つまり文書と連絡調整が武器です。

  • 航空自衛隊という役所の日常を支えています。


【関連リンク(註)】
・隊員の仕事|航空自衛隊について|[JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/about/work/

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック