【航空自衛隊×職種#34】気象器材整備員−空の天気予報の基礎を守ります。

【航空自衛隊×職種#34】気象器材整備員−空の天気予報の基礎を守ります。


天気予報。

毎日の情報で一番見られている情報だと思います。

その天気予報には、飛行機のための空の天気予報もあります。

今回は空の天気予報のために使われる機械を守る人たち、気象器材整備員です。
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※「航空自衛隊の職種大全」は航空自衛隊の職種を紹介する連載記事です。航空自衛隊はどういう仕事をしている?、航空自衛隊に入ったらどういう仕事をしたい!などのギモンに答える連載です。職種全体の基本的なことは…

・【航空自衛隊×職種】40の65は戦うために! 航空自衛隊の職種大全 Episode0(ZERO)
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/393576433.html

に書いています。よろしかったら(^_^)

気象器材整備員とは?


 航空自衛隊の気象観測を機械から支える気象器材整備員とは…

特技名:気象器材整備員(きしょうきざいせいびいん)

職域名:無線レーダー整備(むせんレーダーせいび)

学ぶ所:第4術科学校(埼玉県熊谷市)

働く場所:飛行部隊のある基地(飛行場)など。

所属部隊:各地の気象隊、中枢気象隊など。

主な仕事:

1 気象レーダーや風向風速計などの整備点検。
2 気象器材の維持管理。etc…

取れる(かもしれない)資格:陸上無線技士・電気主任技術者・大型自動車

というお仕事です。航空自衛隊の中で気象予報や観測を行っている気象隊(航空自衛隊の中の気象庁といえます)を機械の面から支えているのが気象器材整備員です。

気象器材の整備点検−気象器材は航空気象の基礎


航空自衛隊の気象隊は飛行機を安全に飛ばすための天気予報をしています。これを航空気象といいます。いわば「空の天気予報」です。この航空気象は数字とデータで成り立つ天気予報です。

一般的な天気予報でもデータは重視されますが、結果としては「晴れのち曇り、時々雨」という形になります。航空気象の場合は「晴れのち曇り時々雨」は基本的にありません。なぜなら飛行機が安全に飛ぶためには風向きや風の速度、雲が浮かんでいる状況や雲が多い高度など、こと細かい数字を要求されるからです。

飛行機というと「最先端のテクノロジーで作られて天候なんてものともしない最強の乗り物」的なイメージが一般的ですが、実際は天候であっという間に危機に陥る乗り物です。たとえば氷、氷が飛行機の翼に付着すると空気の流れを乱したり、飛行機自体を重くしたりして飛ぶことが危険になります(そのため冬の飛行場では機体に着いている雪や氷を溶かすことに時間をかけています)

基本的にはもろい飛行機を天候という危険から守るためには正確な数字やデータが必要不可欠、その正確な数字をはじき出すのが気象器材という訳です。

正確な数字を表示することを求められる気象器材、器材がいつも・いつでも正確な数字を出せるように維持管理し、必要なときに整備点検をしているのが気象器材整備員です。

気象器材整備員は航空自衛隊の気象観測・予報の正確さと信頼を守っているともいえますね。

気象器材整備員に必要なこと−なるには?


航空自衛隊が行っている気象観測・予報の正確性を守っている気象器材整備員、その仕事に就くには何が必要でしょうか?

必要とされるのは協調性(調整能力)と責任感、体力です。

協調性は気象隊の仕事からきているようです。気象隊以外のほかの部隊で活用されて意味のある気象情報、その基礎である正確な数字を表示するための器材を整備点検しているのが気象器材整備員です。

そのため気象器材の定期的・不定期(荒天の時には故障したりするため)の点検には飛行部隊や他の基地の部隊、そして気象庁などとの調整能力は必要です。

また、器材の整備はチームで行うのが基本なので、同じチームの仲間との協調性は必要です。

次は責任感です。気象隊の提供する気象情報は陸海空自衛隊だけではなく、世界各国の民間・軍用の飛行機に活用されています。この活用は気象器材が表示するデータが正確であることが前提のもの、非常に大きな責任があるお仕事です。

事前に計画されている定期的な点検や整備、荒天などでイレギュラーに発生する整備でもできるだけ早く、なおかつ、正確に器材を作動させることが必要になります。

最後は体力です。24時間365日にわたって正確な数字を出すことを求められる気象器材、その器材はいつも故障の危険にさらされています。ということはいつでも故障する可能性はありますから、故障を早急に直して修理する必要があります。

気象器材整備員はいつでもスタンバイ状態でいられる体力が必要です。

空の天気予報の基礎


24時間365日にわたって正確な数字を出すことを求められる気象器材を守るお仕事が気象器材整備員です。

気象器材整備員が整備や点検を担当する機械は…

・気象観測レーダー(雲の状態などをみます)
・風向風速計(滑走路付近の風向と風速をみます)
・滑走路視距離計測器(滑走路の上で見通せる距離を測ります)
・シーロメーター(雲底高度計測器。地上から雲の底までの距離を測る)
・気温湿度計測装置(雨が降るかどうかの判断材料に)
・雨量計(雨などの水は飛行機にとっては大敵です)
・気圧計(飛行している高度を測定するために必要)

など、どれも飛行機が安全に飛ぶために必要不可欠な機械ばかりです。普段はあまり意識することがない天気予報の裏側、というよりも基礎中の基礎を当たり前のように維持しているのはすごいことです。

世界中の飛行機の安全を守ることにつながっている気象器材整備員になりたい方、一見地味ですが、ワールドワイドなお仕事だと思います。

航空自衛隊ですでに気象器材を正確に動かすために日夜働かれている気象器材整備員の皆様、お疲れ様です!

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は RUNWAY FUN [Aviation & Military & plus] さんの投稿です。ありがとうございます!


最新技術の塊のような戦闘機も気象現象には脆いです。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 気象器材整備員は気象器材が正確な数字を出せるように整備点検をしています。

  • 気象器材が表示する数字は世界中の飛行機が活用します。

  • 航空自衛隊の航空気象の正確さと信頼を守っています。


【関連リンク(註)】
・隊員の仕事|航空自衛隊について|[JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/about/work/


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