【自衛隊×採用試験】使わないともったいない!自衛官候補生試験の活かし方


自衛官候補生(じえいかんこうほせい)。

自衛隊の採用試験の中でも、最多の採用人数と最多の試験回数を特徴とする試験です。

最多がふたつある自衛官候補生、採用人数も多いし、いつでも入隊できる!と人気がありそうですが、一部の受験生には不人気とも言われます。

今回は、自衛官候補生の不人気な理由、その理由を逆に活かす方法です。

※平成27年(2015年)9月25日に、字句の修正や段落分け、新しい項目の追加、関連するリンク先の追加などを行ないました。

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自衛官候補生?


 自衛官候補生(じえいかんこうほせい)とは、自衛官採用試験のひとつで、自衛隊の採用試験の中でも最多の採用人数と試験回数(男子のみ通年。女子は1回だけ)を特徴とする試験です。

この自衛官候補生の最大の特徴は契約している期間だけ自衛隊で働けることです。契約期間中、自衛隊の仕事に集中できるよう、契約終了後の生活設計のために再就職先の斡旋や資格取得の支援、退職金の優遇などの仕組みがあります。

自衛官候補生が不人気な訳-特徴と表裏一体



自衛官候補生は一部の方には不人気な傾向があるようです。その理由としては、契約期間しか自衛隊にいられないという点です。自衛官候補生の最大の特徴である契約期間のみ自衛隊で働けるという仕組みが、試験の不人気な理由になります。

不人気な理由…

・限られた期間しかいられないなら意味がない
・契約期間終了後はどうしてくれるんだ…
・公務員なら定年まで雇用だろ!

という声も聞かれるようです。この声は一定の前提からみれば、正しいものにはなりそうです。

一定の前提というのは、いい学校に入るのはいい会社に就職するため、就職すればその会社に定年までいられて、無事に定年退職すればいい年金をもらえるというものです。

この前提からみれば自衛官候補生はたしかに不人気です。定年(自衛隊の場合は大半の方は54歳で定年)までいられる可能性が低いのは事実ですから。

契約期間を区切る訳


 では自衛隊はなぜ、契約期間を区切る自衛官を採用しているのでしょうか?それは人材を選抜するためだと思います。入隊した時点で定年まで雇用する隊員を決めてしまうよりも、訓練の中で本当に残すべき隊員を選抜する意図があるのかと思います。

その他には、終身雇用の隊員よりも人件費など最終的な費用が安くなることはあると思います。

契約期間を活かす方法


 ここまで見ると自衛官候補生は最低・最悪・自衛隊の都合だけの試験のように見えますが、自衛官候補生自身のあなたから見て、その活用の仕方次第では強みのある試験です。その強みとは…

・自衛隊残留と再就職という2つの選択肢をもてること。
・契約期間中は給料も仕事もあること。
・数百万円単位のお金を2年から3年で得られること。


です。具体的にみてみましょう。

まずは自衛隊残留と再就職の2つの選択肢を持てることです。

自衛官候補生は絶対に確実に定年まで自衛隊にいられない!ということはありません。とってもわずかですが、終身雇用の隊員になれる可能性はあります。自衛官候補生でも本人の希望によって昇任試験を受けることはできますし、昇任試験に合格すれば、終身雇用コースに乗ります。

※パンフなどでは自衛官候補生は「選抜」、一般曹候補生は「選考」と分けられています。一般曹候補生の場合は採用時点でほぼ終身雇用コースは確定的となり、本人の昇任試験の成績の優劣で、そのコースに乗る時期が早いか遅いかが分かれます。

もしあなたが、自衛隊残留を求めていないなら再就職を選択することもできます。自衛隊は自衛官候補生ら任期制隊員向けの再就職支援を日常の仕事にしています。この再就職支援は、日本全国どこへでも就職可能で、自衛隊という看板のもとでの就職ですから、ある程度の待遇の会社に入れます。

また、警察や消防、市役所など他の公務員に転職してもいいですから、契約期間中に懸命に公務員試験の勉強をされて転職してください。実際にそういった方々も多いですから。

自衛官として在職中でも、自衛隊が行っている他の採用試験(幹部候補生、一般曹候補生など)を受験することができます。自衛官候補生を足がかりにして幹部候補生試験合格した方、パイロットになられた方もいるので大丈夫だと思います。

そのためにも公務員試験の勉強をされることをオススメします。

次は契約期間中は給料も仕事もある!ことです。

自衛官候補生は契約期間中の仕事と給料は保証されています(懲戒処分がなければ)。仕事は戦闘や災害派遣、海外派遣など(その中での自分自身の死傷も含めて)があります。利益も不利益も含めて契約期間中は仕事をすることは保証され、仕事への給料は保証されます。

最後は数百万円単位のお金を2年から3年で得られることです。

自衛隊で基地内生活を続けて、あまりお金を使わずに暮らしていれば2年から3年で200万円から300万円前後のお金を得られる可能性があります。自衛隊以外の仕事で貯めるにはなかなか厳しい金額です。基地や駐屯地で生活していれば食費はかかりませんから、貯めやすいと思います。

資格も就職も!-メリットを伸ばしてみませんか?


 自衛官候補生は使い方次第では大きな強みのある試験です。自衛隊に残るか、退職して他の公務員に転職するか、会社に入るかを選ぶことができ、200万円から300万円前後のお金を得ることもできます。

契約期間中は基本的には仕事と給料は保証されていますから、期間中に自分で進路を選択できるわけです。

契約期間中にいろいろとチャレンジする事ができ、チャレンジが結果として成功しなくても、自衛隊の昇任試験に挑戦することもできますし、再就職に向けての資格取得や会社の紹介も可能です。

「いい学校・いい就職」という世間的な視点から見れば最低・最悪に見える自衛官候補生ですが、個人的には自由で選択肢の幅のある仕組みだと思います。

防衛省や自衛隊では終身雇用を切り札にして、人材募集をしていますが、「勤続年数が長い=仕事上の能力蓄積・向上も正比例」とは言い切れないのはどんな会社も組織も同じです。

契約期間を十分に活かして、自衛隊で活躍できるほどの実力を身に付けるのもよし、他の組織で大活躍できる能力を獲得するのもよしです。

それが選べる自衛官候補生試験、いいと思いませんか?

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※自衛官候補生が組織の人材調整のための調整弁であることは事実だと思います。仕事は増えるけれど人手は足りない、かといって正社員並の給料を支払うと正社員へのしわ寄せがやってくる(予算は有限ですから)、正社員の反発は避けたい…一般社会での正規雇用・非正規雇用にまつわる問題は自衛隊ではもう既に起きていたことです。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛官候補生は一部では不人気です。

  • 不人気な理由は定年までいられないからです。

  • 自衛官候補生は選択肢の広さが売りです。

  • 使い方次第では資格も就職も得られます。


【関連リンク(註)】
・【自衛隊×採用試験】自衛官候補生 - 自衛隊で一番多く採用されます。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/418890934.html

・【自衛隊×採用試験】一般曹候補生-めざせ!陸海空自衛隊の下士官
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/426332280.html

・【自衛隊×資格】自衛隊に入ると資格が取れる?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/169601386.html

・【自衛官×再就職#6】就職援護-自衛隊による再就職の手助け
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/412764663.html

・【自衛隊】自衛官のゴールは再就職!
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/355705639.html

・【自衛隊×採用試験】自衛隊の採用試験受験で注意したいこと-まとめ
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/419926371.html

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