【国際・軍事ニュースまとめ:特別版】米海軍偵察機から見た南沙諸島の人工島


南沙諸島(英語名はスプラトリー諸島)での人工島造成を監視中の米海軍偵察機に対して、中国海軍が警告を発していたことが報道されています。

その時のフライトで撮影された動画が公開されています。

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※記載された日付は報道された日付です。
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※この動画は AiirSource Military Videos さんの投稿です。


動画の時間10分10秒。

昨日から報道されている中国海軍による米海軍哨戒機への警告ですが、この動画は実際の監視活動中の動画のようです。3分30秒頃から、ファイアリー・クロス環礁で作業中の船舶や建設中の滑走路の映像が見られます。

※この動画は AiirSource Military Videos さんの投稿です。


動画の時間3分59秒。

こちらは岩礁に注目した映像です。もともとは海の中の岩礁、その周りに黒い作業船の影が見えています。動画の最後の方には船がはっきり見えています。

南沙諸島の埋め立てについて最近の報道を見てみましょう。

・南沙諸島の環礁や岩礁の埋め立てを進めている中国。その埋立地に滑走路や通信施設、管制施設や気象観測所を建設中。

・米国側は埋立地での中国側の主権に基づく領域の主張(領域となれば領土・領海・領空が設定される)を認めないとしていてる。

・先日には中国が造成している人工島の12海里(約22キロ)以内に米海軍艦艇や航空機を進入させる計画を検討中とありました。

・現時点では12海里の外から哨戒機が監視しているようです。

・警戒監視を行っているのはP8Aという飛行機で、この飛行機にはCNN取材班が搭乗していました。

・国防総省当局者が今年から2~3年以内には滑走路は使用可能となると議会に証言しています。

・埋立面積は昨年末から4倍の8平方キロメートル以上となっています。


これらの人工島の警備担当はもう中国海軍のようです。だからこそ接近してはいけないと警告を発しています。当の中国もこれらの人工島は民生にも軍事にもどちらにも使えると言っていますから、軍がいてもフシギではありません。

軍がいて警告を発するということ、それは中国が島を領域であると主張していることですから、米国の主張とは真っ向からぶつかります。

南シナ海では中国とベトナム、中国とフィリピンなどとの対立が顕在化してきています。この海域から目は離せないようです。

○関連記事
・中国海軍、米軍に「出て行け」 南シナ海の南沙諸島:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH5P43XQH5PUHBI01C.html?ref=rss
・米国:南沙「警戒続行」 中国の埋め立てけん制 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150522k0000e030218000c.html
・CNN.co.jp : 「退去せよ」中国軍から警告 南シナ海飛ぶ米偵察機に同乗 - (1/3)
http://www.cnn.co.jp/usa/35064802.html
・中国:南沙上空で米軍の哨戒機に退去警告 米CNN報道 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150522k0000m030032000c.html

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

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