【自衛隊×採用試験】そもそも自衛官になれない人がいます。-採用試験の受験前に注意したいこと #1


自衛官の採用試験。

多くの方に受験できるようにされている試験です。

「おいでよ!来たれ!!自衛隊」が基本ですが、一部には例外があります。

今回は、そもそも自衛官になれない人についてです。

※この記事は、自衛隊に入りたい!けれど入り方(採用試験)が分からない…という方のために書いています。自衛隊がしている採用試験の内容、試験そのもの、働き方などを紹介している記事です。

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Attention! 自衛隊に入れない人がいます


 自衛隊は基本的に採用試験を受けようとする人を拒みません。でも一部に例外があります。それは最初から自衛隊の採用試験を受けられない人がいるからです。自衛隊の採用試験を受けられない条件は2つあります。

1 日本の国籍が無い人
2 法律に決められた条件で入れない人


です。それでは具体的に見ていきましょう!

日本国籍を持っていない人


自衛隊の採用試験は日本国籍を持っている人しか受験できません。

これは、軍隊が属している近代の主権国家が「国民」を前提に成り立っているからです。軍隊自体は近代の主権国家よりも古いもの(傭兵がいた訳ですから)ですが、近代以降は軍隊も主権国家に入ったことから「国民」(具体的には国籍を持っていること)を条件にすることになったようです。

そういうことで軍隊の構成員は「国民」に限定されることになりました。(例外もあります。例えばフランス軍など)

法律で入れない人


自衛隊の採用試験を受けられない人、もうひとつは法律で決まっている受験できない条件に当てはまっている人です。

自衛官になれない人の条件は自衛隊法(自衛隊の基本法)に決められています。それによると…

1 成年被後見人(法律上の能力が不完全な人です)
2 被保佐人(同上)
3 禁固刑以上の刑罰を受けて、その刑罰が終わっていない人
4 禁固刑以上の刑罰を受けていて、執行猶予中の人
5 懲戒免職の処分を受けた人で、その処分の日から2年経っていない人
6 日本国憲法と、憲法を基に成立した政府を暴力で破壊することを求める政党や団体を結成した人
7 6の団体に加入した人


です。詳しく見てみましょう。

1と2は、法律上認められているいろいろなことを制限されている人(例えば、携帯電話の契約など生活上の契約をすることなど)です。

3は犯罪をして刑罰を受けている途中の人。

4は刑罰の執行が猶予されている人(とりあえずいまは刑罰を与えないという仕組み。刑罰の予約状態みたいなもの)

5は、公務員として懲戒免職処分を受けた人で、その処分を受けた日から2年以上経過していない人

6は過激派組織や暴力革命を志向する団体を作った人。

7は6で作られた団体や政党に入った人

です。

基本的には多くの方は該当しないと思いますが、この条件に該当すると当然に自衛官の身分を失います。採用試験に合格して入隊、そして自衛官になった後でも、この条件に当てはまれば、自衛官でなくなります。(自衛隊法38条)

※これらの条件は「欠格事由」と呼ばれるものです。自衛隊の試験に限らず、国家公務員試験全般に採用されている条件です。

気をつけてください。


自衛隊の採用試験を受けられず、自衛官になれない人についてでした。これらの条件は一般的な生活を送られている方にはほとんど無縁なこととは思います。

ただし、生活していれば、法律で決められた条件のうち、3・4・5は該当する可能性があります。禁固以上の刑罰に該当する犯罪は業務上過失致死傷罪(社用車で交通事故を起こし、他人を死傷させた場合など)、公務員の職権濫用などがあります。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛隊は採用試験を行っています。

  • 自衛隊の採用試験を受けられない人もいます。


【関連リンク(註)】
・自衛官募集ホームページ:防衛省・自衛隊
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/

自衛官の採用試験のポータルサイトです。志願票(受験します!という為の書類)や受験票(本人のための書類)が用意されています。また、それぞれの採用試験のパンフレットも用意されています。

・“チホン”のすべてがわかる!地方協力本部ポータルサイト:自衛官募集ホームページ
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/chihon/index.html

実際に説明や受験案内をしてくれる広報官(こうほうかん)がいるところがチホン(地方協力本部)です。そのチホンのポータルサイトです。

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