【自衛隊×採用試験】自衛隊幹部候補生(一般)ー指揮官になる!


指揮官。

サッカー日本代表の監督など、チームや組織のリーダーとしての仕事を現す言葉です。

陸海空自衛隊も部隊(集団)の指揮官としての自衛官を求めています。

今回は自衛隊幹部候補生のうちの一般の幹部候補生(医科・薬科を除いているため)の採用試験について、そのお仕事の内容、給料、教育などです。

※この記事は、自衛隊に入りたい!けれど入り方(採用試験)が分からない…という方のために書いています。自衛隊がしている採用試験の内容、試験そのもの、働き方などを紹介している記事です。

※※平成29年度試験に対応して試験日程や応募条件を変更しました。また段落分けや動画の変更などをしました。
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※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
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すぐに分かる!自衛隊幹部候補生(一般)ナビ


自衛隊幹部候補生(じえいたいかんぶこうほせい)は、陸海空自衛隊の部隊の指揮官となる人を採用する試験です。自衛隊の部隊は2名から数万人規模のものまであります。

自衛隊幹部候補生はさまざまな部隊の指揮官として、部下の隊員の安全確保し、部隊の目的を達成するための判断や命令を出します。

一般の自衛隊幹部候補生は、一般大学の文系・理工系学部(大学院卒含む)の方らが受けられる試験で、この試験には陸自の音楽隊や海空自のパイロットも含まれます。

部隊を指揮するのは基本的には自衛隊幹部候補生で採用された方のお仕事です。そのため、大きな責任と比較的高めの給料が支払われることになります。

どんなお仕事?


自衛隊幹部候補生で採用された方のお仕事としては…

・教育を受けること(最初は学校に入ります)
・教育修了後は各部隊の指揮官として指揮命令をします。
・部下の隊員の安全確保のための判断と責任があります。
・指示された作戦目的達成のための行動の責任と判断があります。
・部隊配置後は多くの書類仕事があります。

などがあります。

オススメな人


では自衛隊幹部候補生にオススメな人とはどういう人でしょうか?

・自衛隊の作戦に関して高度な判断をしたい人
・高い職業倫理と強い責任感をお持ちの人
・部隊指揮官として責任を持ちたい人

かと思います。

試験ガイド-自衛隊幹部候補生(一般)



・応募できる人(年齢制限など)
 どれかの条件に該当すれば受験できます。

【大卒程度の試験】
1 22歳以上で26歳未満の人。
2 20歳以上で22歳未満の人は大卒(見込含)であること。
3 修士課程修了者(見込み含む)の場合は28歳未満なこと。
4 現職自衛官の場合は22歳以上28歳未満。

【大学院卒業者の試験】
修士課程修了者等(見込含)で、20歳以上28歳未満の人。

※上記2つの試験の併願はできます。
※年齢の他に、身体基準や法律によって自衛官になれない条件があります。
※見込みを含んでいるので、基準日時点で卒業できていない、課程修了していない場合は採用されません。

年齢はとても重要な条件です!

年齢などは平成30年4月1日時点でのものです。つまり基準日(今回は平成30年(2018年)4月1日)前に基準年齢以上になると受験できないということになります。大卒程度試験を例に見れば平成30年4月1日前に26歳になった方は受験できません。年齢はあくまでも「未満」です。

・応募期間

平成29年3月1日(水)から同年5月5日(金)です。(締切日必着)

・募集人数

【大卒程度の試験】
陸上自衛隊:(一般)男性約150名・女性約15名 (音楽)若干名
海上自衛隊:(一般)男性約100名・女性約20名(パイロット含む)
航空自衛隊:(一般)約40名(男女の別なく決定、パイロット含む)

【大学院卒業者の試験】
陸上自衛隊:(一般・理工学)約20名 (一般・法学)5名
海上自衛隊:(一般・理工学)約5名
航空自衛隊:(一般)約10名(パイロット含む)

・試験科目
【大卒程度・大学院卒業者の共通試験】

1 一般教養
人文科学、社会科学、自然科学、英語(学校で勉強する分野)
数的推理、文章理解、判断推理、資料解釈(公務員試験と同じです)

いずれも択一式で出題されます。

2 人文科学。社会科学、理工学のうちから1科目。音楽隊志望の場合は音楽科目。

こちらも択一式で出題されます。

【大卒程度試験の専門試験】
心理、教育、英語、法律、経済などのうち1科目を選択します。出題形式は記述式です。

【大学院卒業者の専門試験】
理工学、法学分野のうちから1科目を選択して受験します。出題形式は記述式です。

【1次試験】
1 筆記試験(一般教養:大学教養課程修了程度)
2 筆記式操縦適正検査(パイロットになりたい方だけです)

【2次試験】(1次試験に合格された方のみ)
1 小論文
2 身体検査(パイロット志望の方は航空身体検査もあります)
3 面接
4 音楽適性検査(聴音・視唱・指揮検査。陸上自衛隊(大卒程度試験)音楽採用希望者のみ。)

・試験日(試験時期)
1次試験:平成29年5月13日(土)と14日(日)(14日はパイロット志望の方)
2次試験:平成29年6月13日(火)~16日(金)のうち、自衛隊が指定する日

3次試験:3次試験は海空自のパイロット志望の方のみです。

(海)平成29年7月10日(月)~14日(金)の期間のうち1日
(空)平成29年7月15日(土)~7月20日(木)・ 7月22日(土)~7月27日(木)・ 7月29日(土)~8月3日(木)のうち1日

・合格発表(発表時期や方法)

【合格発表日】
1次試験:平成29年6月3日(金)
2次試験:パイロット志望の方のみ。
(海)平成29年7月3日(月)(空)平成29年7月7日(金)

最終の合格発表:(陸・海)平成29年8月4日(金)、(空)平成29年9月1日(金)

※海上・航空自衛隊のパイロット志望の方以外の受験者については、2次試験の合否については発表はしません。最終合格の発表に合わせられます。

【合格発表の方法】
1 合格された方のみに通知されます。(1次・2次試験ともに)
2 地方協力本部に受験番号が掲示されます。
3 自衛官募集HPに受験番号が掲載されます。(最終合格者のみ)

・採用倍率(応募者÷採用者。平成27年度)
自衛隊幹部候補生(一般)全体の倍率としては22.8倍、陸上自衛隊は19.4倍、海上自衛隊は15.4倍、航空自衛隊は52.6倍です。

※平成26年度の倍率は全体としては29.2倍。陸上自衛隊では26.1倍、海上自衛隊では22.9倍、航空自衛隊では46.4倍です。
※平成25年度の倍率は全体としては34.8倍、陸自は39.5倍、海自は21.4倍、空自は45.5倍です。

※※倍率とは、採用者に対する応募者の多さです。高いほど人気があり、合格の難しさがあがります。10人の採用に対して20人の応募があれば倍率は2倍です。

※※※試験ガイドは募集要項を基に作成しています。より詳細な事柄は募集要項(下の方の関連リンクに貼っておきます)をご確認ください。変更点などがある場合があります。

給料-初任給


一般の自衛隊幹部候補生で入隊された方の初任給(自衛隊では俸給(ほうきゅう)と呼びます)は…

・大卒程度試験に合格された方は

修士課程修了者等以外: 22万円(昨年度は217,200円)
修士課程修了者等: 23万9100円(昨年度は234,300円)
 
・院卒者試験合格者: 24万3100円(昨年度は238,300円)

となっています(平成29年4月1日時点)

階級


入隊後は○曹長から始まります。その後約1年間の教育を受けて大卒程度試験に合格された方は3等○尉に、大学院卒者試験に合格された方は2等○尉に任官します。

入隊後の教育など


採用試験に合格、入隊された後に陸海空自衛隊それぞれの幹部候補生学校に入ります。学校では幹部自衛官として必要とされる知識(軍事学、戦術、戦史など)や体育訓練などの勉強をすることになります。

幹部候補生学校修了の後は、各地の部隊に配属され、部隊指揮官として仕事をすることになります。その後もいろいろな機会で学校に入って研修が続けられます。

ヤマダさんが受験する!


ヤマダさん(仮)が受験する場合を例に見てみましょう。ヤマダさん(仮)は灯大卒の23歳。専攻は工学、修士課程修了です。

・受験できるのは、大卒程度の試験と大学院卒業者の試験。(併願可)
・試験科目は共通試験と専門試験(併願の場合は2つの専門試験を受けます)

です。

責任重大


陸海空自衛隊のそれぞれの部隊の指揮官として働くことができる自衛隊幹部候補生です。

採用されれば、部隊の指揮官としての責任は重大です。指揮官は2つの方向性を同時に達成することが求められるからです。一つは部下の隊員の心身の安全を追求、もう一つは部隊の作戦行動の達成も追求しなければいけません。

指揮官は優しすぎても、厳しすぎても、極端では務まらないお仕事ですね。

陸海空自衛隊の指揮官として部隊を指揮して、作戦に従事したい方にはおすすめの試験です。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は 陸上自衛隊 広報チャンネル さんの投稿です。ありがとうございます!


航空自衛隊の幹部候補生の1日です。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛隊は指揮官になる人(自衛隊幹部候補生)の採用試験を行っています。

  • さまざまな部隊の指揮官として陸海空自衛隊で働きます。


【関連リンク(註)】
・自衛隊幹部候補生募集要項◇一般幹部候補生◇ http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/pdf/y/29kankouippany.pdf

平成29年(2017)の募集要項です。

・自衛官募集ホームページ:防衛省・自衛隊
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/

自衛官の採用試験のポータルサイトです。志願票(受験します!という為の書類)や受験票(本人のための書類)が用意されています。また、それぞれの採用試験のパンフレットも用意されています。

・“チホン”のすべてがわかる!地方協力本部ポータルサイト:自衛官募集ホームページ
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/chihon/index.html

実際に説明や受験案内をしてくれる広報官(こうほうかん)がいるところがチホン(地方協力本部)です。そのチホンのポータルサイトです。

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