【自衛隊×再就職 #10】就職援護を使って再就職したらどうなの?


自衛官の再就職。

避けては通れません。

この避けられないことに自衛隊側も手助けをしていますが、手助けのひとつに再就職先の斡旋があります。

今回は自衛隊による就職援護のうちの職業斡旋について、その○×や向き・不向きな人です。その特性を知っておくと便利だと思います。

※この記事は自衛官の再就職についての記事です。自衛隊に入ったら必ずくる退職というゴール、その先の再就職についてお役に立てる(かもしれない)内容を書いています。

----------------------------------------------------------------------
※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
----------------------------------------------------------------------


就職援護とは?


就職援護というのは、退職予定の自衛官に再就職の手助けをする自衛隊側の仕組みです。一般的な定年よりも6年から12年早く定年退職を迎える自衛官としては必要な仕組みといえます。この仕組みは、退職後の生活への不安を少なくすることで、在職中は自衛官の仕事に打ち込んでもらおう!という意味もあります。

就職援護では具体的には再就職先の斡旋を行っています。

斡旋される就職先は?


就職援護組織から斡旋される職業には一定のパターンがあるように見えます。再就職をした自衛官全体から見ると「サービス・金融保険・製造」の分野が多いです。定年退職された自衛官と任期満了退職された自衛官の別で見てみると…

定年退職者:サービス業で事務・会計、保安警備
任期満了退職者:サービス業で生産・工員


となっています(平成23年度陸上自衛隊調べ)。雇用形態は嘱託・契約・正社員(無期限雇用)とさまざまです。

この就職援護による再就職ですが、もちろん善し悪しがあります。具体的に見てみましょう。

就職援護で再就職の○×


就職援護による再就職ではよいこと・わるいことがあります。私が見える範囲という狭い範囲の定点観測ですが、こういう○×があるように見えます。具体的には・・・

○元自衛官が在職しているので仕事がしやすい。
○予備自衛官や即応予備自衛官になりやすい。
×したいことやできることと違う可能性がある。
×そのポストが持ち回りの可能性がある。


ということがあるようです。

○元自衛官が在職しているので仕事がしやすい面があります。自衛隊の仲間がいることで気は休まる面はありますし、いままで元自衛官の方たちがしてきた仕事ですから、周りの人も自衛官慣れしています。

○予備自衛官や即応予備自衛官になりやすい面があります。フルタイム自衛官を務めた後にパートタイムの自衛官として働くことを予備自衛官といいます。就職援護による就職斡旋では予備自衛官になることを考慮してくれます。年間5日間から30日間の自衛隊での訓練を義務付けられている予備自衛官を雇用してくれる職場は少ないのは現実です。

×あなたがしたいこととは違う可能性はあります。就職援護による就職斡旋では基本的に自衛隊の仕事と関連性が高い企業が多くなります。だから警備業や運送業、建設業などが斡旋される可能性は高いです。

×そのポストが持ち回りの可能性があります。再就職先として斡旋された会社のポストが元自衛官用に用意されている場合です。次の退職自衛官がくる場合には前任者は退職しなければいけない可能性があります。よくいえば仕事をシェアしている訳ですが、ずっといたかった…ということも少なくないようです。

就職援護で再就職に向いている人・向いていない人


このようによいこと・わるいことがある就職援護による職業斡旋ですが、向いている人と向いていない人がいます。

まずは向いている人です。

・再就職活動をお任せしたい人
・退職後もある程度は自衛隊に関係を持ちたい人


は就職援護の職業斡旋を利用して損はないと思います。お任せ期間中は自衛官の仕事に打ち込めますし、休暇も満喫できるでしょう。就職援護組織による斡旋は先ほども書いたとおり、自衛隊の仕事と関連性が高い企業でしかも元自衛官がいることが多めです。自衛隊との関係を続けたい方にはいいと思います。

そして向いていない人。

・独立志向の人
・自衛隊との関係を持ちたくない人


は職業斡旋を利用しないほうが無難です。自衛隊側が紹介できるのは従業員としての仕事で、しかも元自衛官ができやすい仕事、元自衛官が多い職場になりがちです。そのため独立自営という働き方自体が考えられていません。また、斡旋された職場に入れば元自衛官との関係は必然的に生まれてしまいます。

今後の生活を基本に!


今回は就職援護組織による職業斡旋でした。就職援護という言葉は自衛隊内ではよく聞く言葉、と同時に「援護に行ったの?じゃー退職するんだね(昇任しなくてもいいんだよね?)」と周囲に思われる言葉でもあります(特に任期制隊員)。

とはいっても周囲の目を気にし過ぎて自分の今後の生活を混乱させることはありませんし、現実に退職時期は迫ってきます。これは、どんな雇われ方の自衛官でも変わらないと思います。

就職援護組織による職業斡旋の良し悪しを理解したうえで、選択肢の一つとして職業斡旋を積極的に活用されてはいかがでしょうか。

日本の国を守るために、ご自身の貴重な時間と生命を国家に預けられている自衛官の皆様の再就職が、うまくいきますよう心より応援しています!

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 再就職そのものは避けられません。

  • 自衛隊による職業斡旋の良し悪しはあります。

  • 良し悪しを理解して職業斡旋を利用することが必要です。


【関連リンク(註)】
・【自衛隊】年間約8038人という数字 自衛官への道 その4
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391961715.html

・【自衛隊】自衛官のゴールは再就職!
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/355705639.html

・自衛隊への疑問!? その1 自衛官って公務員だからいいよね!?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/154311006.html

・【自衛官×再就職#6】就職援護-自衛隊による再就職の手助け
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/412764663.html

・【自衛隊×再就職#2】資格でよいこと・わるいこと 3つずつ
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/411473252.html

・【自衛隊×再就職 #7】難関資格は高収入というのは本当?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/413163949.html

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック