【海上自衛隊×世界の軍隊】海上自衛隊がRIMPAC2014に参加しています∠(^-^)


夏らしい日和が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?クーラー・扇風機・自然風などいろいろと涼を取られていると思います。

夏といえば海!海というと涼しげな感じですが、実は海ほど暑く、日焼けするところはないと思います。(海水に入れば別ですが)

暑い!ではなくて熱い!!海で海上自衛隊が世界の軍隊と演習中です。

今回はRIMPAC2014について、演習の内容や今回話題になったことです。

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※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
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RIMPAC(リムパック)とは?


 RIMPAC(リムパック)とは、世界各国の海軍などがハワイ沖で共同で訓練する軍事演習のことです。日本語で書くと「環太平洋合同演習」、英語表記ですとRim of the Pacific Exerciseとなり、それぞれの単語の頭文字をとって「RIMPAC」(リムパック)と表現されます。

隔年開催が恒例となっているRIMPAC。アメリカ海軍が主催となる軍事演習で、参加国海軍の共同作戦能力の向上を目的に行われています。

さて、RIMPAC2014の参加国はどういった国々なのでしょうか?

参加しているのは?


 RIMPAC2014には22カ国が参加しています。多くの艦船や潜水艦、そして航空機も参加する世界最大規模の海軍演習です。参加しているのは・・・

・海上自衛隊・陸上自衛隊
・アメリカ海軍・沿岸警備隊
・オーストラリア海軍
・カナダ海軍
・チリ海軍
・メキシコ海軍
・シンガポール海軍
・ニュージーランド海軍
・韓国海軍
・中国海軍
・フランス海軍
・コロンビア海軍
・インドネシア海軍
・ブルネイ海軍
・インド海軍
・ノルウェー海軍
・マレーシア
・オランダ
・ペルー
・フィリピン
・トンガ
・イギリス

です。6月26日から8月1日までの約1ヶ月間の演習となります。海上自衛隊によれば艦艇48隻、潜水艦6隻、航空機が200機以上、人員が約2万5千人以上が参加します。数字を見ても大きな演習です、そして何よりも太平洋・インド洋をぐるりと囲む国々が参加する演習ということが分かります。

では、日本の海上自衛隊と陸上自衛隊はどれくらい部隊を派遣しているのでしょう?

海上自衛隊と陸上自衛隊


 海上自衛隊は今回のRIMPAC2014に3つの部隊を派遣しています。それは水上艦艇部隊・掃海部隊・航空部隊の3つです。

水上艦低舞台は「いせ」と「きりしま」の約650名、掃海部隊は艦艇はなく水中処分員(潜って機雷を取り除く人たち)を10名派遣しています。そして航空部隊はP3C哨戒機3機と約80名の隊員を派遣しています。

海上自衛隊は水上や水中での戦いの訓練、災害復興や人道支援などの訓練、ミサイル発射訓練を行っています。

ところで陸上自衛隊…海の演習なのに陸軍?と思われる方もいると思います。陸上自衛隊は上陸作戦の訓練のために参加しています。参加しているのは西部方面普通科連隊(長崎県相浦駐屯地)という上陸作戦のための専門部隊です。

※この動画は AiirSource さんの投稿です。

きりしまがミサイルを発射しています。

なぜ合同で訓練するのか?


 世界の海軍がハワイに集まって訓練をしているのがRIMPACです。なぜ集まって訓練をするのでしょうか?

・各国海軍が合同で作戦をするときの練習(共同作戦能力の向上)
・各国海軍の実力を測定するため(実際に見てみることで実力診断)
・情報収集
・親善(仲がいいですよ!これを機会に親しくしましょ!的な場所としての演習)

という目的のために集まって訓練をしています。海軍の合同作戦は現にソマリア沖の海賊対策で行われています。そのためにも定期的に集まってお互いの手順を知っておく必要があるということです。

RIMPAC2014で話題になったこと


 今回のRIMPACで日本で話題になったことがあります。それは海上自衛隊の中畑康樹海将補が米海軍とカナダ海軍など6カ国、約4500人の指揮をして人道支援のための訓練をしたことです。

これに対して一部から「集団的自衛権うんぬん」と来たようで、防衛省が「集団的自衛権とは関係ない」とコメントしていました。軍隊の活動の国際性からみればいちいち戦闘行動と人道支援を分けるのも「日本的」ですが、それを集団的自衛権に絡めて質問するのもどうなの?と思います。

もうひとつの話題は中国海軍の情報収集艦がハワイ沖合で情報収集をしている?というものです。中国海軍はRIMPAC2014に初参加で、4隻の艦艇を派遣しています(ミサイル駆逐艦「海口」、病院船「和平方舟」にリゲート艦とタンカー)

今回の情報収集艦はハワイ沖合の米国領海外に停泊しているそうで、日本周辺にも現れている「Beijixing」と見られています。この活動に対して米国議会などでは「もう中国を呼ぶな!」との声が出ています。

中国としてはRIMPACへの参加が政治的意味合いの強い参加ということを承知しているのでしょうね。だからこそ、二度と訪れないチャンスを今の内に活かしておこう!ということかもしれません。

演習は大切です。


 隔年開催で開催されすでに24回目となるRIMPACです。海上自衛隊も18回目の参加となりますが、日本ではあまり注目されない演習です(演習自体に無関心なのかもしれませんが


RIMPACで培われた能力が実戦で活かされる以上、大切な演習であることは間違いありません。

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 環太平洋合同演習(RIMPAC)が行われています。

  • RIMPACには23カ国が参加しています。

  • 海上自衛隊は18回目の参加になります。

  • 中国海軍は抜け目なく活動しています。



【関連リンク(註)】
・環太平洋演習始まる 日米、中国参加を「歓迎」:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG712R5GG71UHBI00H.html

・平成26年度米国派遣訓練及びRIMPAC2014への参加について
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201406/14060301.pdf

・中国 国際海上軍事演習の際 米国沿岸にスパイ船派遣 - News - 政治 - The Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_21/274871203/

・海自艦に米軍ヘリでけが人搬送 6カ国参加の訓練公開:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG7F3W65G7FUHBI007.html

・自衛隊幹部が初の多国籍部隊司令官に 集団的自衛権とは「関係ない」【リムパック2014】
http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/11/rimpac2014-self-defense-force_n_5576671.html?utm_hp_ref=japan-politics

・時事ドットコム:自衛隊指揮所を公開=洋上で搬送訓練も-環太平洋演習
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071100538

・陸自と海自、訓練への対応に差 多国間合同の軍事演習:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG734T78G73UTIL02T.html

・姿見せた「中国版イージス」 リムパック初参加、日米は牽制+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140707/chn14070711050002-n1.htm

・「日本版海兵隊」がハワイで上陸訓練 米軍と合同で:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG724Q0XG72UTIL025.html

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