【予備自衛官×自衛隊 #2】総人口の0.0002% 3万2300名の予備自衛官という人たち


予備自衛官という制度があります。

普段は普通の人、いざという時は自衛官という人たちの仕組みです。

今回は予備自衛官という仕組みのなかの「予備自衛官」という人たちについてフォーカスです。

-----------------------------------------------------------
※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
-----------------------------------------------------------

※前回までの記事です。

#1 予備自衛官ってなに?なんのこと?

予備自衛官の仕組み(制度)についてのガイダンスです。よかったらお読みください。予備自衛官という仕組みがよく見えてきます。

※予備自衛官?のちょこっとおさらい∠(^-^)

+普段は一般人、いざという時には自衛官(#1)
+常備軍 = 常備役(現役自衛官) + 予備役(予備自衛官)(#1)
+予備自衛官はパートタイムの自衛官(#1)
+予備役制度は一般的な仕組み(#1)
=予備自衛官


予備自衛官とは?


 予備自衛官は、予備自衛官という制度の中では一番最初に作られた自衛官です。陸海空3自衛隊がそれぞれに予備自衛官を雇っていて陸は昭和29年から、海は昭和45年から、空は昭和61年から予備自衛官を採用しています。

予備自衛官になれる人


 一番最初に作られた予備自衛官ですが、だれでもなれるのでしょうか?答えはNO、誰でもなれるわけではありません。採用条件をみたすこととダメな条件に当てはまらないことが必要です。

まずは採用条件として…

1 現役自衛官として1年以上働いたことがある人
2 階級に応じた年齢未満であること


があります。1は自衛隊に1年以上勤めたことがあればすぐクリアーです。問題は年齢未満という条件です。あっという間に年を取るので忘れいないうちに志願することをおすすめします。予備自衛官の採用では、その階級ごとに年齢基準があります。

・2等○佐から3等○佐は57歳未満
・1等○尉から1等○曹は56歳未満
・2等○曹から3等○曹は55歳未満
・○士長から2等○士は37歳未満

この年齢条件にひっかかることが多いので気をつけましょう。未満なので誕生日で何歳になるということに気をつけておかないと予備自衛官になれないことがあります。ちなみに階級は自衛隊を退職したときの階級を基準にしています。例えば陸上自衛隊を陸士長で退職した場合は37歳までに予備自衛官に志願しないといけません。

次はダメな条件に当てはまらないこと!です。

1 成年被後見人又は被保佐人の人
2 禁固以上の刑を受けて、その執行が終わるまで又は執行を受けることがなくなるまで
3 懲戒免職になり、免職の日から二年以上経っていない人
4 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成した人、それに加入した人

という条件に当てはまると採用されません。大半の方は当てはまらないと思います(^^)

予備自衛官になるには = 採用条件をクリアーする + ダメな条件に当てはまらないこと

です。

採用試験は?


 採用試験はありません!予備自衛官は基本的には元自衛官がなれるもの(予備自衛官補は別)ですから、自衛隊にいたときの勤務成績などを自衛隊側が判断して採用・不採用を決めます。

呼び出されるときとする仕事


晴れて予備自衛官となったら仕事ができます。それは予備自衛官が招集されることです。予備自衛官が自衛隊に招集されるときというのは…

1 訓練をするとき
2 実際に自衛官として働いてもらうとき


の2つがあります。訓練は自衛隊の基地や駐屯地にいって訓練をすることです。実際に自衛官として働いてもらうときとは、予備自衛官から自衛官となって自衛隊の仕事をすること。具体的には戦争の時に出動、災害派遣、国民保護のために出動があります。平成23年の招集は2番目のことでした。

訓練内容は


 予備自衛官の訓練は年間で5日間となっています。法律上は20日間となっていますが、企業の負担感などを考えて5日間となっています。その5日間でする訓練は

1 体育(走ったり)
2 基本教練(命令で集団が同じことをできるようにすること)
3 射撃や銃の扱い
4 座って勉強(国際情勢など)

という内容になっています(基本的に)。訓練に呼ばれることを見越して普段から走っておくということが必要になりますね。

なお、自衛隊を退職した年に予備自衛官になる人は「1日訓練」が行われます。これは地方協力本部に行って座って勉強するだけのもの、体育などの訓練はしません。退職直後だから身体のほうは大丈夫でしょ!ということですね。

給料


 そんな予備自衛官ですが無給で無償でしているわけではありません。そんな仕組みでは誰もなりませんね。予備自衛官にも給料というか手当が支給されています。予備自衛官に支給されるお金は…

+予備自衛官手当(月額4,000円) 
+訓練招集手当(日額8,100円)

となっています。年額では88,500円、まったく使わなければ予備の資金として使えます。

ランクアップできます!


 元自衛官から予備自衛官になった場合は、陸上自衛隊の即応予備自衛官にランクアップできます。予備自衛官が年間5日間の訓練、即応予備自衛官は年間30日間の訓練となります。訓練時間が増える反面、給料も増えますので魅力的です。

また、陸上自衛隊の予備自衛官から海上・航空自衛隊の予備自衛官に変わる、その逆もできますので、陸海空3自衛隊を渡り歩く猛者もいるらしい!?です。

考え方はさまざま


 以上が予備自衛官制度のうちの予備自衛官でした。予備自衛官はとても個性豊かな存在です。元自衛官から自衛官未経験の予備自衛官補出身の予備自衛官までさまざまな人がいます。

そんな個性豊かな存在の予備自衛官では考え方もさまざま。元自衛官の予備自衛官と予備自補から予備自衛官になった方の意見対立・見解の相違もあります。元自衛官なりの考えもあり、熱いあるれる思いで予備自衛官補から予備自衛官になった方の考えもあります。

任務を果たす上では同僚!ですから、この点で一致団結して訓練に、そして実働に向かわれてください。

今日はこの辺でm(_ _)m

【今日のポイント】
◎軍隊 = 常備役(Active) + 予備役(reserve) ⇒ 常備軍(Regular Force)
◎予備役制度は主要国軍隊では一般的な制度。
◎日本では「予備自衛官等制度」という。
◎予備自衛官が最初に作られた。

【オススメ+参考になります】

自衛隊に勢いで入ってもいいんです。(^^)



【関連リンク(註)】
・陸上自衛隊:予備自衛官ニュース
http://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/topics/sousetu.html

・防衛省・自衛隊:自衛官募集ホームページ:各種募集種目:予備自衛官補
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/15.html

・予備自衛官制度(陸上自衛隊)
http://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/index.html

・資料で見よう!予備自衛官制度(陸上自衛隊)
http://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/hakusho/

・防衛省・自衛隊:資料4 主要国・地域の正規軍及び予備兵力(概数)
http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2013/pc/2013/html/ns004000.html

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック