【航空自衛隊×職種#4】飛行管理員-空港・飛行場の何でも屋さん


飛行機が飛ぶこと。

エンジンや機体などハードの面で飛ぶことと、飛ぶための情報などソフトの面で飛ぶことの2つが揃ってはじめてできるものです。

今回は航空自衛隊の空港・飛行場でソフトとハードを整える何でも屋さん、飛行管理員のお仕事です。

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飛行管理員?


 飛行管理員。まず航空自衛隊と航空業界以外では聞き慣れない言葉です。基本的なデータとしては…

特技名:飛行管理員(ひこうかんりいん)

職域名:管制警戒(かんせいけいかい)

学ぶ所:第5術科学校(小牧基地)

働く場所:飛行場など。

主な仕事:
1 飛行機の飛行に関連するいろいろな情報の収集と提供をすること。
2 フライトプランの作成すること。
3 パイロットの資格や飛行記録の管理すること。etc

取れる(かもしれない)資格:情報処理技術者試験、ワープロ技能検定などの事務処理系の資格

というものです。

空港・飛行場の何でも屋さん


 飛行管理員のお仕事、それは飛行場全般の管理を行うことです。

空港・飛行場はとても忙しい施設、いろいろな飛行機が飛び交います。航空自衛隊の場合は、定期的に基地の間を飛ぶ定期便、訓練をしている飛行機、スクランブルなど緊急事態に対応する飛行機などさまざまな飛行機が飛んでいます。

それらの飛行機の飛ぶ計画を作ること、飛ぶ飛行機に必要な気象情報、経路、到着する飛行場の情報などを知らせること、離発着のための隊員の配置など、飛行機が飛ぶことに集中できるようにするために必要なことをするのが飛行管理員のお仕事です。

いわば空港・飛行場の何でも屋さんの役割があるわけです。

計画 + 管理 - 具体的な仕事


 では具体的にはどういう仕事をするのでしょうか?

 まずはフライトプランの作成。フライトプラントとは、飛行機がどの経路で、どれくらいの高度で、何時に離発着するか?などを書いた飛行機が飛ぶことの計画書です。
飛行管理員は、このフライトプランの作成だけでなく、関連する飛行場や機関に「この飛行機はこういう経路を飛んでいきますよ!」と連絡することも仕事にしています。

 次はパイロットのいろいろな管理です。ひと言でパイロットといってもさまざまで、戦闘機乗りもいれば輸送機乗りもいますし、前席に乗られるのか後席なのか?などパイロットは多くの資格に規制されます。その資格の管理をしているのが飛行管理員です。また、パイロットになってから飛行機に乗らなくなるまでのすべての飛行記録の管理も行います。
パイロットの誕生から引退までの証人ともいえますね。

 そして飛行機の飛行に関連する情報収集と提供です。飛行機を動かすのはパイロット、パイロットが飛行機の操縦に専念できるように、飛ぶ経路や到着する飛行場の気象状況などの情報を集めて提供するのも仕事です。(気象状況など、状況は常に変化するので)こういった情報がないと安全に飛ぶことは難しくなるので、とても重要な仕事です。

航空自衛隊の飛行機の裏には飛行管理員あり!ですね。

どこで働く?-航空自衛隊の空港


 飛行機を飛ばすことに不可欠な飛行管理員。いったいどこの空港で働いているのでしょうか?航空自衛隊の場合は…

・新千歳空港:RJCJ|CTS/RJCC
・三沢空港:MSJ/RJSM
・松島飛行場:RJST、
・百里飛行場(茨城空港):RJAH
・入間飛行場:RJTJ
・浜松飛行場:RJNH
・静浜飛行場:RJNY
・小松空港:KMQ/RJNK
・岐阜飛行場:RJNG、
・名古屋飛行場:NKM/RJNA
・米子空港:YGJ/RJOH
・防府飛行場:RJOF
・築城飛行場:RJFZ
・芦屋飛行場:RJFA
・新田原飛行場:RJFN

以上の15の空港・飛行場で飛行管理員が仕事をしています。

バード・ストライク


 飛行管理員のお仕事のひとつにバード・ストライク対策があります。バード・ストライクというのは、飛行機のエンジンや窓などに鳥が激突して(エンジンの場合は吸い込む)飛行機が飛べなくなること。このバード・ストライクは年間1,710件(国土交通省が2012年に把握した件数)も起きる飛行機にとっては重大なアクシデントです。
※バード・ストライクで飛行機が飛行不能になったり、引き返せば大きな損害が発生します。

飛行管理員は空港・飛行場でのバード・ストライクを減らすために、鳥が巣を作らないようにしたり、また作った場合は鳥を空砲で追い払うなどのことをします。

※この動画は toyotatou さんの投稿です。ありがとうございました!

こちらがバード・ストライク。エンジンから火を吹きます(映像では50秒前後のところです)

向いている人は?


 飛行管理員に向いている人はどういう人なのでしょうか?飛行管理員はいろいろな仕事をしなければいけません。

・応用力のある人(型通りのことができるのは勿論、想定外の事態に対応できないと)
・向学心のある人(日常的に想定外に対応するので、日々学べないと辛いかも)
・体力のある人(スクランブル対応など、24時間態勢に耐えないといけませんので)

安全に飛ぶために


 飛行機が安全に飛ぶためのいろいろなことをするのが飛行管理員のお仕事。情報収集から提供、そして鳥への対応など、実にいろいろな仕事を任されますね。安全をあたりまえ!とするために空港・飛行場を管理されている飛行管理員の皆様に敬礼!∠(^-^)

今日はこの辺でm(_ _)m

【今日のポイント】
◎飛行管理員 = 空港・飛行場の何でも屋さん
◎飛行管理員は安全な飛行を支えている。
◎バード・ストライクは怖いです。

※この動画は JGSDFchannel さんの投稿です。ありがとうございました!


【関連リンク(註)】
・隊員の仕事|航空自衛隊について|[JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/about/work/

・[∠(^-^)]【航空自衛隊】40の65は戦うために! 航空自衛隊の職種大全 Episode 0(ZERO):航空自衛官になりたい人
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/393576433.html

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