【自衛隊×入隊】自衛官になられる方へ 自衛官への道 その5


自衛隊に入ること。

ドキドキ…ワクワク…不安など、いろいろな想いが浮かんでくるもの。いよいよ自衛隊への入隊も近づいてきましたね。

期待・希望に不安が入り混じるのは普通のこと、大丈夫です。

今回は入隊間近のあなたへ、管理人なりの小さなアドバイスを贈りたいと思います。

※以前にupした記事ですが、内容の変更、文章の追加、リンク先・動画の追加・変更などをしました。(平成29年(2017年)4月2日)
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※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
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入隊・入校おめでとうございます!


自衛隊に入隊、防衛省の学校に入校される皆様、入隊・入校おめでとうございます!各地で行われた激励会でも多くの激励の言葉を戴くなか、聞き飽きたとは思いますが、あらためて言わせてください。

入隊・入校をされる皆様、皆様は日本で多くの職業がある中で自衛官という職業を選ばれました。その選択を活かすのはあなた自身の自学自習と積極的な行動、柔軟な思考です。どうぞお体と心の健康には留意されて入隊・入校されてください。

10年後も自衛官でありたい人のために


自衛官になられる方にとって、これからの生活は前途洋々としたもの、同時に苦難の道の始まりでもあります。

なんだか辛気臭いですね…(゚A゚;)ゴクリ、普段の記事と違うような…

確かにそうです、お祝いは勿論のこと、おめでとうございます!の気持ちと同時に苦難の道に進まれる方への気持ちも沸き起こってきます。楽しさの反面、辛い生活の始まりであるハレの日です。

今回は、10年後もあなたが自衛官であるために必要と思われることを書いてみます。必要なこと、それは自主性・現実直視・バランス感覚の3つです。

なぜ?なんで?という姿勢ー自主性のすゝめ


世間的なイメージとして自衛隊は「命令!問答無用」的な感じですが、自衛隊では「なぜ?なんで?」というギモンの姿勢は必要不可欠とされています。なぜなら、自衛隊が相手にする非常事態は「なぜ?なんで?」の塊、想定外の集合体だからです。

普段の時のつくられた仕組みの表面をなぞるだけでは、非常事態にはとても対応できません。必要なのは「なぜ?なんで?」から導き出される本質・目的のために何が求められているか?を考え・行動することです。

自衛隊って命令で動くじゃないの?(^o^)

と思われる方も。確かに自衛隊は命令で動く組織です。しかし命令さえあれば何にも考えなくていい!ということにはなりません。命令はあくまでもおおまかなことが書いてあるだけですから、命令が求める目標に行き着く手段を自分で考えないといけないません。

だからこそ、自衛隊では一定階級の以上の方は「意見具申」(いけんぐしん)が義務とされています。意見具申とは、幹部自衛官の決定に対して意見を述べること。例えば部隊に前進の命令が下された場合に、その命令の意味や具体的な実現方法、よりよい実現方法の提案などの意見を述べることです。

航空自衛隊を例にすれば、戦闘機や輸送機が飛び立ってしまえば時間はもう戻せません。攻防の中で押したり引いたりはできますが、全体の作戦の中でのバランスがあるため、どうしても修正できないこともあると思います。戦闘は自国・相手国双方の軍人の命がかかったもの、実戦の中の想定外をなるべく少なくすることは必要です。

結果として死傷することは訓練で対応できますが、最初から不具合を抱えたまま仕事をさせて「まぁしょうがないよね、だって死傷は想定内だし」というのはとても怖いことだと思います。

自ら考え、意見を違いを当然として意見を交換し、そして決定し、実行すること!

がとても大切だと思います。

キレイな言葉にはトゲがあるー現実直視のすゝめ


自衛隊というと「武士道」、「国防の熱誠に燃えた志士」とか、「日夜、人殺しの練習をしている極悪集団」「戦争を心待ちにしている好戦主義者の巣窟」という言葉で表現されやすいです。でもこれは、それぞれの立場から見たキレイな言葉ですから、あまり気にすることはありません。それぞれの意見として受け取っておくといいと思います。

自衛官という職業を選択されたあなたに必要なのは、現在の事実のありのままを見る目(思考)です。なぜなら、自衛官は戦場・非常時という修羅場に立つ人たち、その方々が事実をありのままに見られないことは、現実世界での対応策をできないことを意味するからです。

戦場は美醜善悪(びしゅうぜんあく。綺麗事も人間の悪魔としての面もいろいろという意味)、人間の性(さが)が入り混じった世界です。

そんな世界にキレイな言葉は美しくはありますが、それだけの言葉です。キレイな言葉自体の効用(大義名分を得やすいなど)は認めますが、自衛官になられるあなたがそれに振り回されることはありません。キレイな言葉の世界には、その道のプロがいるのですから、そのプロの人たちに任せておきましょう。

自衛官という職業を選ばれたあなたには、ぜひ現実世界を見る目を持ってもらえればと思います。

現実も理想も必要ですーバランスのすゝめ


先に現実直視といいました。ただ現状を何でもかんでも認めてしまうのも考えものかと思います。これは単なる現状追認と前例踏襲に過ぎません。現実をありのままに見るのは、よりよい現実を作り出すための方策ですから、理想も必要です。

アメリカ…この国へのそれぞれの熱視線はありますが、学ぶ点が多いのも事実です。南北戦争当時のリンカーン大統領を評したシドニー・フック氏(哲学者)の言葉に学ぶことは多いと思います。フック氏曰く

原則を重んじながら狂信に陥らず、柔軟でありながら機会主義に堕することはない。行動するプラグマティズムの論理と倫理とを要約すれば、そういう事になる。

※『南北戦争の遺産』ロバート・ペン・ウォーレン著 留守晴夫訳 圭書房 P115 より引用(原文は旧字体で記載)

要約すると…

・原則を重んじながら狂信に陥らず → 理想は必要、でも同時に理想を絶対化しないこと

・柔軟でありながら機会主義 → 現実を見て対応することは必要、でも同時に現実に縛られた場当たり的な行動はしないこと

ことになると思います。自衛官にはこのようなバランス感覚が必要と思います。

自衛官という職業ーあなたはあなたです


 自衛官という職業を選ばれたあなたへ。あなたの選ばれた職業は楽なものではありません。人々の笑顔のため!といっても人はさまざまです。また、何十年の訓練を積んでも、その能力は活かされずに終わることが大半、しかも訓練が活かされる機会が来たとしても数分で死傷する、こともあると思います。

もしかしたら「人命は大事」の中に、自衛官の命は入っていないかもしれません。もともと死傷を想定していること、お金をもらっているのだから当然とか、兵士だから当然など、さまざまな理由で人命大事から除外されているかもしれません。

まさに苦難の道そのものだと思います。

だからこそ、私は自衛官という職業を選ばれたあなたを応援します。あなたの選択が人生において最も充実した時間だった!となることを信じています。自衛官であることを選ばれた方の心身の健康を心よりお祈りいたします。

あらためて、入隊、おめでとうございます(^o^)

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は Warner Music Japan さんの投稿です。ありがとうございます。


※この動画は Warner Music Japan さんの投稿です。ありがとうございます。


※この動画は Warner Music Japan さんの投稿です。ありがとうございます。


応援歌として贈ります!

追伸。

自衛官の方への応援となるとバランス感覚が失われる自分があります。どうしても自衛官の方々への想いが強くなるからです。文章自体も支離滅裂感は拭えないです、すいません。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛官 = 自主・自律性 + 現実直視 + バランス感覚

  • 自衛官という生き方・職業は苦難そのものだと思います。

  • だからこそ、応援します!


【関連リンク(註)】
・陸上自衛隊 公式WEBサイト:JGSDF(Japan Ground Self-Defense Force)
http://www.mod.go.jp/gsdf/

・海上自衛隊:トップページ
http://www.mod.go.jp/msdf/

・防衛省 [JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/

・【陸海空自衛隊】自衛官になる日-苦難の始まりかもしれません。: わかる!航空自衛隊。 http://koukuujieikan.seesaa.net/article/438937114.html?1491103361

・【自衛隊×入隊】自衛隊に入る理由-いろいろあります。: わかる!航空自衛隊。 http://koukuujieikan.seesaa.net/article/425203809.html

・【軍人×待遇】軍人への報い方-お金・名誉・仕事: わかる!航空自衛隊。 http://koukuujieikan.seesaa.net/article/419665164.html

・【軍人×処遇】軍人に報いる3つの理由: わかる!航空自衛隊。 http://koukuujieikan.seesaa.net/article/194498947.html

・軍人に報いる言葉: わかる!航空自衛隊。 http://koukuujieikan.seesaa.net/article/195611522.html

・【自衛隊】教育隊に行こう! 自衛官への道 その1
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391266963.html

・【自衛隊】自衛隊の3つのお仕事 自衛官への道 その2
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391360496.html

・【自衛隊】とある1枚の重たい紙 自衛官への道 その3
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391447218.html

・【自衛隊】年間約8038人という数字 自衛官への道 その4
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391961715.html

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