[∠(^-^)]【防衛大学校】総勢600人が激突 倒せ!棒


こんばんは! 私、棒です。どうも(^_^;)

いつも秋ごろになると神奈川県横須賀市にある、ある学校で倒されています。

それはすごいのなんのって…ごつい人たちが大勢で私に向かってきますので…

-----------------------------------------------------------
※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
-----------------------------------------------------------


棒を倒す!


 防衛大学校では「棒倒し」というスポーツが行われています。防衛大学校は将来の幹部自衛官(将校)を養成する防衛省の学校ですから、血気盛んさや血湧き肉踊ることは不可欠な一面です。(臆病が過ぎると攻防のタイミングを逃すことがあります)

棒倒し…あまり見聞きしない競技ですが、簡単にいえば「棒を倒す」ことで勝敗を決めるスポーツです。「ただ棒を倒すだけ?」「簡単そうだしつまらなさそう(^_^;)」と思うなかれ!実に戦闘に則した競技なんです。

そこで、実際の映像を見ながら棒倒しを堪能してみましょう。

鉄壁の守り VS 予測不能 - 大隊とその特色


※この動画は firewallfireballさん の投稿です。ありがとうございました!


防衛大学校の棒倒しは、それぞれの大隊(防衛大学校の基本的な集団。生活や学習の基礎集団となる)で選抜された150人の学生さんがいます。1大隊から4大隊まで総勢600人が優勝を目指して戦います。映像にもあるように、それぞれの大隊で色分けがされています。

赤色のシャツ → 1大隊
青色のシャツ → 2大隊
緑色のシャツ → 3大隊
橙色のシャツ → 4大隊

各大隊には特色があります。1大隊は「鉄壁の守り」、4大隊は「予測不能な攻撃」などです。2大隊は優勝回数が多く伝統の大隊、3大隊は新戦術の創作などを得意としています。上記の動画では、鉄壁の守りとトリッキーな攻撃が激突します。

30度以上 + 30秒以上 = 勝利の条件


※この動画は firewallfireballさん の投稿です。ありがとうございました!


この棒倒しはどうやって勝敗を決めるのでしょうか?それは…

2分以内(競技の制限時間) + 30度以上に棒を傾ける + 傾けるのを30秒以上継続する

ことが勝敗の条件です。この2つの条件を充たせば、審判が勝利の旗を上げてくれます。棒倒しは各大隊参加のトーナメントで、1回戦と2回戦を勝ち上がった大隊が決勝戦で激突します。

御神輿ケンタウロス!蜘蛛の糸! - 戦術


※この動画は mame soraさん の投稿です。ありがとうございました!


棒倒しが大隊を単位として戦い、30度以上の傾斜+30秒以上の継続で勝敗が決まることがわかりました。それでは戦いに勝つための手法、戦術はどういったものなのでしょうか?150人の大隊は大きく分けて2つの機能をもっています。

大隊 → 攻撃隊(色付きのシャツ着用) + 防御隊(白いシャツ着用)

という攻防を合わせた集団となっています。攻撃隊の中でも…

・スクラム
 スクラムを組んで、相手側の防御隊に突撃して防御陣を崩す役目。同時に突攻の踏み台として攻撃の足がかりを作り出す部隊。

・突攻
 棒を倒す部隊。スクラムが作った足がかりから棒を倒すために飛びかかる。

・陽動又は遊撃
 攻撃隊のさまざまな行動を手助けする部隊。時には陽動(相手方の気を散らすためにいろいろと動く)、時には防御隊を棒から引き離そうとする。

という役割分担があります。動画でもありますが、まずはスクラムが突っ込んで防御陣に動揺を加え足がかりを形成、そこに突攻が棒に向かって突進、陽動が周囲でスクラムや突攻を手助けしています。

一方、防御隊では…

・サークル
 棒の周りを囲み守る部隊。スクラムや突攻など攻撃隊を近づけないなど防御を担当する。

・棒持ち
 サークルの上にいて棒を倒れないように支える部隊。駆け上がってくる突攻を倒す。

・猿(上乗り)
 棒の上に乗り、しがみついてくる攻撃隊を蹴り落とす。攻撃隊はまずは猿を引き落とそうと狙ってくる。(猿が乗っていると棒が倒れにくいし、取り付けないため)

などの役割分担があります。棒に取りつかれてもサークルや棒持ちなどが懸命に支えればなかなか傾きませんので、防御隊の役割は大きなものがあります。

小題にある「御神輿ケンタウロス」や「蜘蛛の糸」は棒を引き倒すときの技です。御神輿ケンタウロスは攻撃隊のひとりを棒に向かって投げる!大技で、サークルを飛び越して直接に棒に迎えます。また、蜘蛛の糸は棒に取り付いた突攻の足を引っ張って棒を倒す技です。蜘蛛の糸はたぶん、あの説話から来ているのかと思います。

情報収集 - 女性たちの戦い


 棒倒しに気合を入れているそれぞれの大隊。それもそのはずで優勝した大隊には「棒倒し優勝大隊」と記された看板、優勝旗、優勝カップなどが授与されるからです。どうしても勝ちたい!となれば、大切になるのは日頃からの情報収集です。各大隊の練習を偵察して情報を収集し、隊に戻って分析・検証、そして対抗策をねります。

その情報収集を担当するのが女子学生(主に)です。小さな兆候も見逃さない細やかな観察や油断させやすさ(相手方の大半は男子学生ですから)は女性の得意領域と思います。

戦いの基本


 思うに棒倒しには戦いの基本があります。自分と相手方の戦力比較、相手方の戦法など戦闘前の情報収集から始まり、実戦での対抗策、専門分野での技術を高めて対抗策の成果を最大限に高めることなどは戦いの基本です。

また戦闘直前の士気を高める振る舞いなど、テクニカルとマインドの両面の仕組みが大切なことも教えてくれます。そして、物心両面の施策や振る舞いやどのような組織でも役に立つものです。

陸海空自衛隊の将来の幹部自衛官の方たちですから、物心両面の視点は常に持ちあわせているのだと思います。日本の国の軍事的安全は当分は保たれそうですね。


決勝戦 1大隊vs2大隊。こちらでは全体的に見られます。

今日はこの辺でm(_ _)m

【今日のポイント】
◎防衛大学校の棒倒しはスゴイ!
◎棒倒しには戦いの基本がある。
◎物心両面の策や振る舞いはどの組織でも役に立つ。
◎私にはできません、無理です_| ̄|○

【関連リンク(註)】
・防衛大学校
http://www.mod.go.jp/nda/

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック