【陸海空自衛隊×再就職】自衛官のゴールは再就職!−必ずやってくること気楽に(^o^)

【陸海空自衛隊×再就職】自衛官のゴールは再就職!−必ずやってくること気楽に(^o^)


陸海空自衛隊。

現実世界に存在する国家機関・組織です。組織である以上は定年や契約期間終了という退職が必ずやってくることになります。

陸海空自衛隊の場合は退職の後に再就職ということも入ってきます。

そこで、今回は自衛隊の退職と再就職について、自衛官の再就職そのものや具体的な再就職先のこと、自衛官の再就職は厳しいの?などです。

※以前にUPした記事ですが、最新情報やリンク先の追加、誤字脱字の訂正、新しい文章の追加などを行ないました。(平成29年(2017)2月21日)
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※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。
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自衛隊を退職するという現実


自衛隊は現実世界に存在する国家組織です。愛国心で作られた至高、かつ永久不滅の組織、神話的組織ではありません。だからこそ、組織としての人の移動や異動は日常的なことです。

そんな自衛隊の人事の動きで、大きなものは退職と再就職です。

陸海空自衛隊で自衛官として働かれた方々が退職する理由、それは…

・法律で定められた定年の年齢になった(定年退職)
・契約期間が終了したため退職となった(任期満了退職)
・家業を継ぐなど、定年や任期満了以外の理由で退職する(自己都合の退職)

などがあります。

退職は普通でしょ? そうです、ここまでは普通のことです。自衛官の場合は定年については少し補足が必要になります。

自衛隊なのに再就職?その1−定年の仕組み


世間一般では「公務員」というと、こういうイメージではないでしょうか?

+60歳から65歳までの「定年」まで仕事ができます。
+安定しています。
+終身雇用です(解雇がほぼ無いという意味合い?らしい)
+天下り先は確保されています。
=公務員

「公務員」というと、だいたいこんな感じだと思います。自衛隊の自衛官を見てみると…

+定年は多くの方は54歳前後です(世間的な定年よりは早め)
契約期間のみ自衛官として働く人もいます(契約社員な公務員です)
+世間的な終身雇用とは少しズレます(年齢とか契約とか)
+世間での影響力がほぼ無い(国交省や厚労省に比べれば)ため、天下り先は少なめ

(渡り(財団などを渡り歩いて理事報酬や退職金を得て歩く行為)という役所の人たちがいう「旨味」のあるものは少ないという意味)

=自衛官

公務員というと、世間的なイメージでは「定年までいれて悠々自適」な感じですが、多くの自衛官の場合は定年が54歳前後の方が大半です。一般的な定年の年齢と比べて6歳から11歳は年齢が低い段階で再就職となります。

自衛隊なのに再就職?その2−契約期間終了で退職


定年まで自衛官として務めた方の場合は54歳前後ですが、自衛隊ではもうひとつの退職の流れがありましたね。そうです、契約期間のみ自衛官として働く契約社員としての自衛官(試験的には自衛官候補生という仕組み、任期制隊員とも)の方たちがいます。

自衛官候補生などの方たちは、20代から30代で再就職を迎えます。

年齢的に早い定年と契約期間終了での退職。こうしてみると「自衛隊=公務員=入れば一生安泰!」的なイメージではないのが自衛隊の現実です。

どれくらい退職するの?


自衛隊を退職する人の流れが見えてきました。では自衛隊では、1年間でどれくらいの隊員が退職するのでしょうか?

平成28年度(2016年4月1日から2017年3月末日まで)の退職予定者数は…

○定年退職者(幹部・准尉・曹)

陸自:約3240名(3460名・3600名)
海自:約1120名(1000名・1200名)
空自:約1030名(1010名・1100名)
合計:約5390名(5470名・5900名)

※○将や○将補(昔で言う将軍クラス)は含みません。

○任期満了退職者(任期制隊員)

陸自:約3100名(2420名・1660名)
海自:約230名(230名・200名)
空自:約450名(520名・270名)
合計:約3780名(3170名・2310名)

※いずれも自衛隊援護協会の調べです。数字は予定数で(かっこ内)の数字は左から平成27年度、平成25年度の予定数でした。

となっています。平成28年度は年間約9170名の自衛官が退職し、再就職を迎えることになります。年間で9千人以上が退職していく組織はそう多くはありませんね。

ちなみに退職日ですが、定年退職の場合は誕生日の日にち、任期満了退職は任期満了の日(契約期間終了の日)です。定年退職者は毎月、任期満了退職は多くは3月下旬です。

退職後の再就職先−どういった職業に就くの?


年間で約8000名以上の方たちが再就職を迎えられます。その自衛隊を退職された方達はどういった分野で働いているのでしょうか?

こちらも自衛隊援護協会の資料(平成25年度)から見ると…

○定年退職者(幹部・准尉・曹。将や将補は含まず)
 
専門的な仕事 12%(17%)
事務会計 19%(17%)
販売外交 4%(5%)
運転手 15%(12%)
工員生産 17%(10%)
保安警備 18%(19%)
寮  監 5%(5%)
その他 10%(15%)

○任期満了退職者(任期制隊員)

販売外交 9%(10%)
事務会計 4%(4%)
運転手  18%(19%)
工員生産 34%(31%)
保安警備 12%(15%)
その他  23%(22%)

※(かっこ内)の数字は前回の調査での数字です。

この数字を具体的にみてみましょう!

1 業別でみると工場での生産など工業系が多めです。
2 再就職先の分野を上位順で見てみると…

 定年退職者の場合 → 事務会計・保安警備・工員生産・運転手
 任期満了退職者の場合 → 工員生産・運転手・保安警備・販売外交

 ※前回の調査では、定年退職者は保安警備・専門的・事務会計・運転手。任期満了退職者は生産・運転手・保安警備・販売外交となっています。

3 工場勤務など工員生産が増えています。
4 警備会社など保安警備は自衛隊の再就職先としては「安定」の数字です。

5 定年退職者では運転手と工員生産が増加しています。
6 任期満了退職者では工員生産が増加しています。
7 定年退職者には寮監(学生寮の管理をする人)という分野があります。

販売外交というのは営業の仕事、例えばクルマの販売や保険の外交員のことです。また保安警備は文字とおり警備会社の警備員、運転手は運送会社のドライバーなどです。

すごくおおまかにいえば、自衛官の再就職先は…

販売営業(カーディーラーや保険会社の外交員など)
運転手(宅配会社や土砂などの運搬)
警備員(警備会社で働く)
工場従業員(生産工程のラインに入る)

という感じです。

就職援護ー自衛隊版ハローワーク


それぞれの業界に再就職していく退職自衛官の人たち。どういう方法で再就職先を見つけていくのでしょうか?

基本的には自衛隊による就職援護(しゅうしょくえんご)という方法で再就職先を見つけていきます。この就職援護というのは、カンタンにいえば自衛隊版ハローワークです。就職先の斡旋をしてくれます。

なぜ就職援護が行われるのか?というと、それは自衛官が在職中は躊躇なく戦闘任務などの仕事に専念させる為です。定年後や任期満了(契約終了)後の生活の不安を抱えたままでは、仕事にも身が入らないでしょう!?ということで、就職援護をしているわけです。

自衛官の再就職は厳しいの?


昨今の雇用情勢は自衛官に限らず厳しい(いわゆる正社員になるという意味で)です。

「正社員」という働き方(身分?)が以前に比べて少なくなった以上は、それの奪い合いになるのは当然です。

また「自衛官=民間向きでない」という決めつけが自衛官自身と企業を縛っているのが現状です。

自衛隊の定年退職者となると自衛隊内では高官(将軍や大佐クラス)の部類に入る方もいます。その方の再就職については、部隊のメンツと後輩隊員の希望と諦観(な〜んだ自衛隊の世間での扱いってこの程度なのね…という思い)がごちゃ混ぜになります。

それに加えて定年退職者自身の生活が「何ができるんだろう…自衛隊しかしたことないし…民間なんてしらないし」という思いが入って大混乱になります。その結果、どうしてよいかわからなくなるという例があるようです。

自衛官の再就職は無理?


と考えることはありません。まずは自衛官自身があまり深刻に考えず「自衛官=民間不向き」という観念を打ち破ることが大切だと思います。

自衛隊では「民間」という言葉は否定的な意味合い(拝金主義とか厳しい世界など)で語られることが多いですが、その「民間」はかなり偏った見方だと思います。

民間は商売の世界。売上から経費を引き利益を出すという簡単な引き算の世界。利益の中から日々の活動を行い、更に利益を大きくしようと努力する世界です。利益を上げるには信頼も必要、技術も必要ということだけです。

民間が特別に自衛隊と異なっている!という点はありません。自衛隊でも最小費用で最大効果を狙いますし、組織で行動するためには隊員相互の信頼が必要!任務を行うためには技術の習熟が不可欠!ですよね。このことは会社という組織でも同じです。

「民間」と怖がらず、難しく考えずに再就職を考えられてみてはいかがでしょうか?大切なのは自衛隊退職後のあなた自身とご家族の生活のはずですから(^_^)

負けないで!頑張ってください。

再就職となった自衛隊の皆様。自衛隊でのお勤め、お疲れ様でした!期間の長短を問わず国家防衛の任務に就かれた皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。∠(^-^) 

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は 陸上自衛隊 広報チャンネル さんの投稿です。ありがとうございます!


自衛隊を退職され、再就職された方々を紹介しています。

※この動画は 陸上自衛隊 広報チャンネル さんの投稿です。ありがとうございます!


陸上自衛隊が作成した再就職をされた方々の紹介動画です。

どちらかと言えば「自衛官を雇用するメリットはこんなにあるんです!」という企業向けの動画です。それを見て意味がある?と思われるかもしれませんが、意味はあると思います。

就職援護を使う場合、自衛隊側はこの動画で使用されているキーワードであなたの再就職を手助けしているからです。採用する企業さんもそのキーワードからあなたを見るからです。

※追伸 
こう書かれても「やっぱり不安だ〜_| ̄|○」というのも現実、当然です。この記事に関連する記事のリンクを貼っておきます。現実を知ったうえで、よりよい将来をめざす!ために元気になってもらえらばうれしいです(^_^)v

・【自衛隊×再就職 #11】民間ってどういう世界なの?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/415304172.html

・【自衛隊×再就職 #12】自衛隊で民間モンスターが生まれる3つの理由
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/415408637.html

・【自衛隊×再就職#20】怖い!独占資格: わかる!航空自衛隊。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/446891966.html

・【自衛隊×再就職#19】とりあえず資格!で見えなくなること: わかる!航空自衛隊。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/446651679.html

・【自衛隊×再就職 #9】仕事は○○とのお付き合い−自衛官も同じです!
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/414634653.html

・【自衛隊×再就職#13】手に職は最強なの!?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/417443789.html

・【自衛官×再就職#6】就職援護−自衛隊による再就職の手助け
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/412764663.html

・【自衛隊×再就職 #7】難関資格は高収入というのは本当?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/413163949.html

・【自衛隊×再就職#1】とりあえず資格でもとっとけ!って本当?
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/410796242.html

・【自衛隊×定年】自衛官の定年延長は× でも実質的に延長
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/413220968.html

ちなみにこういう方もいます!ご参考までに(^^)

・ひっぱりだこ椛纒\取締役の揚野雅史(S57機械U)さんのご紹介 - 事務局
http://www.osu-koyukai.net/jimukyoku/2011/07/s57.html

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛隊では年間約8000名以上の隊員が退職します。

  • 退職には定年と任期満了などがあります。

  • 退職後は再就職が基本です。

  • 再就職先は工場・運転手・警備員が多めです。

  • 自衛官=民間不向きというのはフィクションです。


【関連リンク(註)】
・一般財団法人自衛隊援護協会
http://www.engokyokai.jp/


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