「戦う自衛隊」に転換なるか?!新防衛大綱 陸上自衛隊戦車部隊が九州での演習に参加へ 中国が尖閣諸島沖に監視船を常時派遣へ


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週刊軍事!?ニュースです。

今回は平成22年12月18日から12月19日までです。

「実効支配」というと他人事みたいですが、端的にいうと、力の強いほうが土地を占有するということです。

ここで問われるのは正邪でなく強弱です。


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《平成22年12月18日(土)》

【「戦う自衛隊」で日本守れ 対中シフト鮮明】(イザ)

政府は17日、安全保障会議と閣議を開き、今後10年間の防衛力整備の指針となる新たな「防衛計画の大綱」と中期防衛力整備計画(中期防、2011~15年度)を決定した。大綱は新たな防衛政策の概念として、従来の抑止効果を重視した「基礎的防衛力」整備から、多様な事態に機動対処する「動的防衛力」構築への転換を明記。さらに中国の軍事動向を初めて「地域・国際社会の懸念事項」と指摘し、沖縄の戦闘機部隊の増強や東シナ海にある離島への陸上自衛隊の部隊配置も明記するなど、対中シフトを鮮明にした。


 ■多様な事態に機動対処

 前回2004年に改定された大綱は、01年の米中枢同時テロを受けて「多機能で弾力的な実効性のある防衛力」を整備する必要性を表明し、5年後の改定を明記したが、政権交代後の09年10月、当時の鳩山内閣は「十分検討する必要がある」と1年先送りしていた。

 今回打ち出された動的防衛力は、部隊を全国に均等配備し「力の空白」をつくらないことによる抑止効果を重視した「基盤的防衛力構想」に代わる概念。自衛隊の「運用」に力点を移し、平素からの情報収集・警戒監視の強化と有事に即応できる態勢への転換を図る。これは、旧ソ連・ロシア封じ込めを狙った伝統的な防衛力整備から、中国を念頭に不測の事態を想定した「戦う自衛隊」への質的変貌を意図したものだ。

 具体的には中国海軍の活動活発化を念頭に、海上自衛隊の潜水艦を16隻から22隻に増強し、監視能力を高める。航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機も1個飛行隊(定数18機)から2個飛行隊に拡充。艦艇などをレーダーで探知するため陸自は与那国島(沖縄県)に沿岸監視隊を配置。地対艦誘導弾も展開させる。

 中国外務省の姜瑜(きょうゆ)副報道局長(46)は17日、日本の新大綱が中国の軍事動向を懸念事項と明記したことについて「個別の国が国際社会の代表を自任して中国の発展に対し無責任にとやかく言う資格はない」と反発した。

 ■財政状況の縛り

 新大綱は、核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮への対処能力については、弾道ミサイルを迎撃する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載型のイージス艦を4隻から6隻に引き上げることを明記。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)も全国をカバーさせる方針を正式に打ち出した。

 しかし、陸海空各自衛隊の主要装備や部隊規模を示す別表では、陸自定員について15万4000人(1000人減)と明記。戦車は600両から400両、火砲も約600門から400門にそれぞれ削減するとし、あるべき防衛力から予算規模を考えるのではなく、厳しい財政状況が縛りをかけた違和感も露見した。

 武器輸出三原則については、民主党が連携を模索する社民党への配慮から見直し明記は見送られたが、他国との共同開発による防衛産業の技術基盤育成を前向きに検討する考えが示され、含みを残した。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/475630/

※関連記事
日本の“事実上の主敵”、ロシアから中国・北朝鮮へ(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135891&servcode=A00§code=A00

・ひと言
 自衛隊は今までは「いればよかった」のですが、これからは「実際に能力を発揮できるか?」が問われるようになります。
 別表による戦力整備は、戦力を数値化し、国内での政治的妥当性を得るための手段だったのだと思います。そうでもしないと「効果が見られない!!減らせ!!減らせ!!」の大合唱でしょう。
 でも、あまりにも別表に縛られるのも如何かと思います。必要に応じて増減できる形式に出来ないものでしょうか?

戦後日本の防衛政策

※この動画は jmsdfmsopao さんの投稿です。ありがとうございます。


先日の日米統合共同演習です。実際の戦力向上を追求します。

教科書・日本の防衛政策

【この日の軍事関連ニュース】
・戦死した米兵の夫の故郷へ 日本人妻に永住権(asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY201012180132.html
・韓国軍の海上射撃訓練20日以降か  延坪島の気象悪化 (msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101218/kor1012181010004-n1.htm
・韓国側は「北朝鮮死傷者2桁」と分析 延坪島砲撃の応戦射撃で(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101218/kor1012181236006-n1.htm
・無人機爆撃の死者51人 パキスタン(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101218/asi1012181235002-n1.htm
・“リーク”の米兵との関わりを否定 アサーンジ容疑者(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101218/amr1012180016000-n1.htm
・露外務省「北は最大限の自制を」(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101218/kor1012180951003-n1.htm
・ハイチで孤児の女子寮建設 東北から自衛隊PKO(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101218/plc1012181805009-n1.htm
・石垣市「尖閣開拓の日」条例、中国「侵犯するたくらみ」(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY201012180217.html



《平成22年12月19日(日)》

【陸自・北海道機動部隊、九州演習に初参加へ】(ヨミウリ・オンライン)

新防衛計画の大綱で、即応性と機動力を重視する動的防衛力を打ち出したのに合わせ、防衛省は来年夏、九州・沖縄地域で行う実動演習に、陸上自衛隊第7師団(北海道千歳市)を派遣することが、18日明らかになった。

 北海道に駐屯する陸自の基幹部隊が、九州方面の訓練に参加するのは初めて。南西諸島の防衛態勢を強化するには、主力部隊を迅速に長距離移動させ、プレゼンスを示す必要があると判断した。

 第7師団は、機甲科(戦車)と普通科(歩兵)、飛行隊などから構成された陸自唯一の機動部隊で、冷戦時代は対ソ抑止の中軸を担ってきた最強師団。陸自は今後、様々な緊迫事態を想定し、北方など本州の部隊を九州や沖縄・南西諸島に展開させるスイング戦略に重心を移す方針だ。

(2010年12月19日03時04分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101219-OYT1T00004.htm

日本戦車開発物語

※この動画は northjapantv さんの投稿です。ありがとうございます。




戦後日本の戦車開発史


【中国、尖閣沖に常時監視船 海洋権益確保へ強硬路線】(asahi.com)

【上海=峯村健司】中国政府が、領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域へ配備する大型漁業監視船の態勢を拡充し、常時巡航させる方針を決めた。所管する農業省漁政局の高官が18日、朝日新聞に明らかにした。中国が海洋権益の確保に向けて、強硬路線に転じたことを裏付ける動きといえる。

 この高官によると、今年9月に完成した「中国漁政310」(2580トン)など、1千トン級以上の大型監視船を尖閣諸島付近に常駐させる。漁業監視船は、中国が主張する領海内で中国漁船の保護や管理、外国船に対する監視などにあたり、退役した軍艦を改造したものもある。

 現状では1300隻余りを所有しているが、1千トン以上の大型監視船は9隻に過ぎず、旧型のものも多い。このため関係者によると、5年以内に新たに3千トン級以上の大型監視船5隻程度を建造し、態勢を整える。

 漁政310は、中国の監視船としては最速の22ノットで航行でき、初めて2機のヘリコプターを搭載している。11月下旬、初めて尖閣諸島周辺の全海域を巡回し、海上保安庁の巡視船に対抗する行動を取った。高官は「これまで例がない画期的な第一歩」と位置づけ、日本の実効支配に対抗していく考えを示した。

 この問題について中国高官が外国メディアの取材に応じるのは極めて異例。この高官は、監視船の常時巡航は「自国の海洋権益を保護するための当然の権利で、今後手を緩めることはありえない」と強調した。今後は監視船活動を対外的に情報公開して、主権をアピールしていくという。

 一方、「常時監視にあたるにはまだ不十分」とも指摘。政府が民間の漁船を組織して尖閣諸島周辺の海域に派遣して操業させ、「官民合同」で取り組んでいく姿勢も明らかにした。南シナ海では今春から、監視船が中国漁船と船団をつくる護衛船団方式の監視行動を始めている。

高官はまた、ベトナムなどと領有権を争う南シナ海問題については、領土の保全上、台湾やチベットに匹敵する、最も重要な「核心的利益」にあたると断言した。

 南シナ海については、外交を統括する戴秉国(タイ・ピンクオ)・国務委員(副首相級)が今年3月、訪中した米政府高官と会談した際「核心的利益」にあたると伝えたとされてきたが、中国高官が直接メディアに認めたのは初めて。



 日本の海上保安庁は尖閣諸島の領海を特別な地域と位置づけ、常に複数の1千トン級以上の大型巡視船が周辺を巡回して警戒に当たっている。監視活動のローテーションは本庁が取り仕切り、全国の管区から巡視船が出動。海保幹部は「中国の漁業監視船が常に尖閣周辺に展開するとしたら、現在の態勢では対応できないだろう」としている。
http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY201012180315.html

・ひと言
 「中国の漁業監視船が常に尖閣周辺に展開するとしたら、現在の態勢では対応できないだろう」とのことです。日本による実効支配は徐々に崩れてきています。
 どんなに優秀な装備を持っていたとしても、最終的には領土を守る意思決定がないと役に立ちませんね。その意味を与えるのは政治なのですが…



【この日の軍事関連ニュース】
・中国:南北に自制要求…韓国訓練に北朝鮮「打撃」警告(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/news/20101219k0000m030087000c.html
・「冷戦思考捨てず」と批判 新華社、新防衛大綱 (msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101219/plc1012190045001-n1.htm
・射撃訓練実施に悩む韓国 北朝鮮の挑発、見極め難しく(asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY201012180364.html
・安保理緊急会合を招集 朝鮮半島情勢を協議 (msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101219/kor1012190922000-n1.htm
・同性愛者の軍務禁止撤廃へ 法案可決、オバマ氏に得点(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101219/amr1012190959002-n1.htm
・中国漁船が韓国警備艇に衝突して転覆、死者や不明者も(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-18696420101219
・ロシア版GPS衛星の打ち上げ失敗、原因は燃料量の計算ミス 調査委(afp)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2780054/6597948


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