【陸海空自衛隊×?#3】自衛隊って普段は何してるの?ー特殊な世界?


自衛隊。

テレビとかでは見るし、言葉としては聞く言葉です。実際の動きとしては災害派遣であったり、日本の領域を守るための作戦だったりで見ることは多いですね。

が…

普段の自衛隊は、ほぼ未知で銀河系外くらい生活に遠い存在という感じです。

今回は普段の自衛隊、そして具体的なお仕事をみてみましょう(^o^)

※この記事は、これから自衛隊に入られる方、そして自衛隊に興味があるけれど実際に何をしているかわからない!という方に向けての記事です(^^)

※以前に書いた記事(2010年)ですが、新しい文章の追加や構成の変更、リンク先の追加、動画の追加などをしました。平成28年(2016年)2月23日m(_ _)m

※ブログ記事の元になる記事とリンク先は【関連リンク】に記載しています。
※記事中にある動画を再生する場合,音量にはご注意ください。


自衛隊のお仕事ー3つのお仕事


陸海空自衛隊はとてもおおまかに言うと…

1 日本の軍事防衛
2 海外派遣
3 災害派遣


を仕事にしています。1は相手国軍隊による軍事面からの攻撃に対応すること、2は海外で発生した災害などの困りごとに対応すること、3は国内で発生した自然災害などに対応すること(基本的には)です。

この3つの仕事をするために存在している自衛隊ですが、仕事をするための日常も当然にあります。

さて、次からが今回の記事の本題です。

自衛隊の日常ーこちらも3つ


3つの仕事をするための日本の軍事組織、自衛隊は日常的には3つのことをしています。それは…

1 事務仕事や事務手続
2 それぞれ指定された職種の仕事
3 訓練


まず事務仕事や事務手続です。

自衛隊は日本国のうちの国家機関の一つです。そして現実世界に存在する組織です。

一部では自衛隊をファンタジーのようなイメージ(全員が武士の集団、全員が同志愛に満ち溢れたすばらしき組織)で表現する傾向もありますが、現実世界の自衛隊はガチのお役所です。

市町村や都道府県、中央省庁などの行政機関と同じように毎日の事務手続きは行われていますし、デスクワークのほうが多いという印象です。

自衛隊の部隊が動いたり、隊員の異動があったりするときを例に見ると

・人事評価や給与算定
・移動に関連する車の手配
・移動先での食事

など、すべて命令書などの書類でやり取りされていきます。自衛隊は陸海空合わせて22万人前後の組織ですから、事務手続きの数も膨大です。そのため手続きの多さを皮肉って「スタンプラリー」(上官の印鑑取り)という人もいます。

自衛隊は紙(電子書類も)で動きます。

※ただし、組織の書類自体は指揮系統の明確化や命令の再確認、文書の保存性や証明性などを考えてのことです。そうでないと組織が維持できませんし、組織の仕事ができませんので。
 
次は職種ごとのお仕事です。

自衛隊では隊員それぞれに特技(専門分野のこと)を指定して、その特技ごとの仕事をさせています。航空自衛隊を例に取れば…

・飛行機を操縦する人 → パイロット
・給料を計算する人  → 会計員
・火災の消火をする人 → 消防員

という感じです。それぞれの専門分野ごとの仕事も日常的にしています。消防員ならば飛行機の離着陸のときの待機や施設の消防設備の点検などをしています。

そして訓練です。

多くの方が自衛隊についてイメージすることだと思います。自衛隊=訓練という感じですね。訓練といってもいろいろで

・へこたれない体力を作ったり、その体力を維持するための訓練(これが自衛隊のイメージ)
・専門分野の仕事をするための訓練(消防員なら消火訓練など)
・集団行動をするための訓練(部隊が動く戦闘訓練など)

などがあります。個人であれ、集団であれ、いろいろな単位や分野で必要な訓練をします。

「自衛隊は走ってばっかりいる!」というのはたぶん、この訓練のことを指しての言葉です。(この言葉、駐屯地や基地周辺にお住いの方々は日常的に聞いていると思います)

一般社会と変わらない自衛隊の日常


自衛隊の3つの仕事と自衛隊の日常の3つの仕事でした。

自衛隊は現実世界のひとつの国家機関、役所ですから、日々のお仕事自体は他の役所と変わりませんし、組織の仕事という点では一般的な会社と変わりません。

自衛隊というと、どこか「特殊」なイメージで語られることが多いですが、それは自衛隊の仕事(戦闘やそれに伴う攻防、自衛隊員と相手国軍兵士の死亡や負傷など)から生まれているものだと思います。

自衛隊のしている仕事自体は人類の最古の仕事のひとつ(共同体の防衛)ですし、自衛官という「軍人さん」の存在自体も、世界的には普遍のことです。

とはいっても「特殊」が何一つないということでもありません。この「特殊」というのは仕事の流儀や作法はそれぞれの組織や会社でさまざまということです。

例えば携帯電話の会社、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)がありますが。法律上の仕組み(会社法とか)としては同じでも、その内部手続きや組織編成、仕事への考え方、作法などは各社によって違いはありますね。

会社は走ってばっかりじゃないよ!(# ゚Д゚)

という意見があります。とはいっても、これは仕事の仕方の違いです。「ばっかり」論でいえば「売ってばっかり」「作ってばっかり」という一面的な言い方もできるわけです。自衛隊の最終的なお仕事は「戦闘、それに伴う攻防、破壊と殺傷」(必要ならばという前提付き)ですから、このために最低限に必要な体力を維持しましょうという意味で走っています。

普遍と特殊はいつも一体のものですから、自衛隊だけが「特殊」ということはありません。だから、「自衛隊で働けるか不安」「自衛隊に入ったらズレるんじゃないか!?」と過剰に心配することはありません。

自衛隊の普段の仕事は組織の仕事、形のある仕事です、大丈夫です(^^)

以上、うさぎの耳(@usaginomimi)でした!m(_ _)m

※この動画は AfterBurner-加速しろ!! さんの投稿です。ありがとうございます!


こちらは航空自衛隊の普段のお仕事の集大成です。日本の空に接近してきそうな、接近して侵入した飛行機に対応するための作戦(スクランブル)です。飛行機自体を飛ばしたり、整備したり、給料を支払ったり、命令書が飛び交ったりします。

※この動画は  RUNWAY FUN [Aviation & Military & plus] さんの投稿です。ありがとうございます!


こちらは2014年(平成26年)に開催された航空観閲式のダイジェスト版です。航空自衛隊の普段のお仕事の集大成(見せる場合での)です。

【うさぎの耳的な今日のポイント】

  • 自衛隊は現実世界に存在する国家機関のひとつ、役所です。

  • 自衛隊の普段のお仕事は組織のお仕事です。

  • 自衛隊の普段のお仕事= 書類仕事 + 専門分野の仕事 + 訓練

  • 自衛隊の流儀だけが「特殊」ということはありません。どんな会社の流儀もユニークです。


【関連リンク(註)】
・【自衛隊×勉強】自衛隊はお勉強!-体力だけじゃないんです。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/408798541.html

自衛隊に入ると勉強しなくていい〜い(*^^*)というのはいつの話?という話です。

・【自衛隊×体力】自衛隊は体力も必要です。
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/410809469.html

体力「も」必要です。

・【自衛隊×入隊】教育隊に行こう!-入隊前に知っておきたい自衛隊のこと その1
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/391266963.html

自衛隊の仕事の流儀や作法を勉強するところ、教育隊です。

・【空自×術科学校】術科学校にいこう!
http://koukuujieikan.seesaa.net/article/421588036.html

航空自衛隊の専門分野ごとの勉強をする専門学校です。

この記事へのコメント

  • 章姫

    うさぎの耳さま
    こんばんは!

    今では「スタンプラリー」というのですか!
    面白いです。
    戦前もあったんです。書類に細かい上官のところに、わざとお昼ご飯前をねらっていくとか。上官さんも人間ですからねーーーー。

    私は、元自衛官だった方とともにあるボランティアしていますが、正直、書類チェックは厳しいですね!削除するところとかなんて、きちんと定規つかって赤ボールペンで二重線ですからね!
    きっと現役の頃は恐れられていたに違いないなあと想像しました。
    平時は役所的仕事とともに、体力づくりも怠らないというのが自衛官の仕事なんだなと思いました。今も昔も・・・。
    2011年01月11日 22:37
  • うさぎの耳

    章姫さま おはようございます!

    仰る通りで、昼飯前と帰宅時間前になると手早く済まそう!!ということになりますね。

    行政官と武官の両面で軍人は生活しているという点を御理解戴けて幸いです。
    2011年01月15日 08:57
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