米国で「ハッカー甲子園」開幕

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米国で「ハッカー甲子園」が開幕しました。

どういった目的で開催されるのでしょうか?



今回、米国で開催されるのは「サイバー・チャレンジ・コンテスト」という大会。

この大会は、「ハッカー」としての技量を持つ若者たちを互いに競わせて、米国を守るサイバー要員を見つけ出そう!!という企画です。

大会での評価項目は、コンピュータのソフトの弱点を見つけられるか、その弱点から効果的にネットワークに侵入できるかなどです。

「サイバー・チャレンジ・コンテスト」で優秀な成績を修めると、今後、大学などに設置される専門コースで訓練を受けた後、政府機関への就職などがなされるそうです。


さすがはアメリカ!と思える大会ですね。


今回の大会を主催するのは、米国防総省などの政府機関です。

普通に考えると「なんで政府機関がハッカーを見出して育成しようなんて??」と思われるかも・・・

米国政府がハッカーを採用してでもサイバー要員を確保しようとする理由は、米国でのサイバー要員の人材不足があります。

今回の大会で審査を担当するシンクタンク、SANS研究所(メリーランド州ベセスダ)代表を務めるパーラー氏によると

「米国でセキュリティーの専門家として働くハッカーは、2~3万人が必要と見積もられているのに、1000人程度しかいない」

そうです。


サイバー犯罪・サイバーテロの攻撃手法と対策←相手を知る 1
PHPサイバーテロの技法←相手を知る 2


中国や北朝鮮ではサイバー戦争専門部隊が既に活動しており、中国でのハッカーコンテスト優勝者が米国防総省のコンピューターに侵入していた形跡も確認されているそうです。

また、同氏は米国がサイバー戦争で中国などに遅れを取っている事を「スプートニクショック」に例えて警鐘を鳴らしています。

パーラー氏は「サイバー・チャレンジ・コンテスト」の趣旨についても

「ハッキングは悪であると同時に、現代社会にとっては不可欠な技能でもある。そうした才能を発掘する仕組みが、今回のコンテストだ」

としています。

※ハッキングとは
ハッキング (hacking) とは、コンピュータの隅々までを熟知した者が行うハードウェア・ソフトウェアのエンジニアリングを広範に意味する言葉。
 
他人のコンピューターに不正に侵入するなどの行為がハッキングと呼ばれる場合もあるが、これは正式にはクラッキングと呼ぶため誤りであり、本来この言葉自体は善悪の要素を持たず、悪意・害意を持った行為に限定されるものではない。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
※ハッカーとしての技術を犯罪等で悪用することを「クラッキング」といいます。

←ドキュメンタリー サイバー攻撃に翻弄される都市




本当に日本では「考えられない」(考えても開催できない?しない?)大会ですね。

気になる参加者数は4万人を超えるそうです。

国家としては「より良く生き残ること」を主目的にしているわけですから、「使えるものは何でも使う」というのが本音でしょう。

「正義」にこだわりすぎて滅亡してしまっては元も子もありませんし。

よく聞かれる言葉ですが・・・

安にいて危を思う 思えばすなわち備えあり 備えあれば憂いなし
(何も起こっていない時に最悪の事態を考えておく、何かが起こってからでは遅いのだ。考えて行動すれば対策もできる。対策を講じておけば心配や損害も少なくなる(意訳))

は、やはり真理のようです。

日本国政府もしてみては如何でしょうか。民間には有為の人材が多いと思います。何かあってからでは遅いと思います。

註記
高校生ハッカーをサイバー戦士に 米国で人材発掘コンテスト始まる (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090906/amr0909061740004-n1.htm

高校生ハッカーをサイバー戦士に 米国で人材発掘コンテスト始まる (2/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090906/amr0909061740004-n2.htm

←テロリズムとネットの相性高し

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この記事へのコメント

  • 高峰康修

    米国は、クリントン政権の時代からサイバー・セキュリティには積極的に取り組んでいます。「人材育成が重要」とはかねてより強調されていましたが、まさかここまでやるとは。

    日本でやるとしたら、絶対的に障害となるのが秘密保護の不備ですね。
    2009年09月10日 10:54
  • うさぎの耳

    高峰様

    >日本でやるとしたら、絶対的に障害となるのが秘密保護の不備ですね。

    仰るとおりですね。

    国を売ることが罪(観念上も法律上も)でないことは、本当に大きな害をもたらしていると思います。
    2009年09月10日 11:17

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