「思いやり予算」(在日米軍駐留経費負担)とは? その2

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昨日に続きます。

今日は具体的にどれくらい支出されているかです。

支出の趨勢はモノや施設から人に移ってきているようです。



【在日米軍駐留経費負担の予算上の位置づけ】
防衛省が所管している在日米軍関係の経費です。(平成20年度)

◇在日米軍に関連する防衛省予算の総額     4193億円

在日米軍に関する防衛省予算の内訳は以下の通りです。

1.在日米軍の駐留に関連する経費           3822億円
 ①基地周辺対策費や米軍施設の賃料、その他  1739億円
 ②在日米軍駐留経費負担            2083億円
(総額の構成比49.6%)

2.SACO関連経費
 土地返還・訓練改善・騒音低減のための費用  180億円

3.米軍再編関係経費
 在沖米軍海兵隊のグアム移転・沖縄での再編  191億円
 米軍司令部の改編 

となっています。

←司令部

【在日米軍駐留経費負担の金額】

在日米軍駐留経費負担は、上記の1,2,3それぞれの項目に含まれています。

在日米軍駐留経費負担の総額 2083億円

・在日米軍駐留に関連する経費中
 提供施設整備費          362億円
 福利費・格差給(労務費)     305億円
 基本給や各種手当て(労務費) 1158億円
 光熱水料               253億円
 訓練移転費              5億円

・SACO関連経費中
 訓練移転費(訓練の改善費用)13億円

・米軍再編関係費中
 訓練移転のための費用    9億円

在日米軍駐留経費の根拠別金額は・・・

・日米地位協定に基づく負担   667億円
・特別協定に基づく負担     1438億円      

となっています。

【在日米軍駐留経費負担の推移】
こちらを見てください。
http://www.mod.go.jp/j/defense/US_keihi/suii_table_14-20.html

全体としては減少しています。

【在日米軍駐留経費負担の前年度比較】(カッコ内数字は構成比 単位は%)
             平成19年度       20年度
総額           2173億円        2083億円(90億減)
労務費          1456億円(67.1)    1463億円(70.2 +7億)
提供施設整備費    457 億円(21.0)    362 億円(17.3 -95億)
光熱水料         253 億円(11.7)    253 億円(12.1)
訓練移転費用       5  億円(0.2)     5  億円(0.2)


全体としては減少傾向となっています。よく問題となる光熱水料は据え置き、根幹を占めるはずの基地などの施設整備費は95億円の減少となっています。対照的に在日米軍で働く人たちへの給料などの労務費は7億円の増加となっています。

 在日米軍駐留経費負担は施設整備という側面から、在日米軍を支える基地従業員の雇用確保という側面に移行しつつあるようです。

米軍再編と在日米軍←米軍再編が日本に与える影響】





在日米軍最前線

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