北朝鮮有事後の計画 核の傘を有効にする協議(週刊軍事ニュース)

週刊軍事ニュース その2です。

今回は平成21年7月16日から18日までです。

駄句を・・・・

核の傘 あるのかしらと 空を見た

核の傘 あると思って いたが無し

飛翔体 傘の破れを 突いてくる

今まで具体的手順についてはほったらかしだったそうです。長い月日が掛かったものです。

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※記載された日付は報道された日付です。
※報道されたニュースを短く表現しているので、記事の本来の趣旨とは多少のズレがあるかもしれません。
※情報元・発言部分引用は共同通信、時事通信、産経新聞、毎日新聞、読売新聞、朝鮮日報、中央日報などです。
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【平成21年7月16日(木)】
◇中国海軍部隊が沖ノ鳥島付近で演習
 中国海軍の5隻の艦艇が、日本の沖ノ鳥島近海で演習を実施。ミサイル駆逐艦、フリゲート艦、補給艦などが演習に参加していた。

 5隻は6月19日に東シナ海から沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に出た後、6月22日に沖ノ鳥島の北東約260キロ付近の海域で確認された。

 演習後の6月25日に沖縄本島の南西約170キロの太平洋を北西に航行し、沖縄本島と宮古島の間を再び通過して東シナ海に戻ったとみられる。

◇防衛大臣補佐官に森本敏氏
 政治任用される防衛相補佐官に、森本敏(さとし)氏が選ばれた。8月1日付で発令する予定。
 補佐官は非常勤職で、「防衛会議」(議長・防衛相)などに出席し、同省の意思決定に参画するとのこと。

◇国際宇宙ステーションが廃棄へ
 米国政府は国際宇宙ステーションの廃棄を計画通り2016年に行う方針。国際宇宙ステーションは16年までの運用が計画されていた。
ただ、完成が2011年にずれ込んでおり、完成後5年での廃棄には異論も

◇国防総省はF22輸出に反対と明言
 米国国防総省はF22戦闘機の輸出に反対であると明言。その理由については「日本やその他の国にとって、輸出仕様のF22は非常に高価だ。次世代戦闘機F35の開発に(米国と)ともに費用をかけたほうが、資金のよりよい使い方だ」と述べた。さらにF22ではなくF35の導入を勧奨し、「共同開発によって、(調達のための)費用を減らすことができる」とした。

◇北朝鮮機に対する緊急発進が行われていた。
 統合幕僚監部によると、北朝鮮がミサイルを発射した4月5日前後に、北朝鮮機が日本領空に接近していたという。航空自衛隊は緊急発進していた。北朝鮮機に対する緊急発進は能登半島沖工作船事件以来10年ぶりこと。

北朝鮮機接近の狙いについては「ミサイル発射に対する日米の警戒状況を偵察に来た可能性がある」としている。


◇海兵隊のグアム移駐は予定通り進める
 米国国防総省のロバート・シェア国防次官補代理が議会公聴会で、沖縄駐留の海兵隊部隊を予定通りグアム島に移すとした。

議員からの「在沖縄の米海兵隊のグアム移駐は東アジアの駐留米軍の縮小となり問題にならないか」という質問に、 「まず第一にこの移駐は北東アジア全体の米軍駐留としてみた場合、部隊をより中心におく効用があり、全体の駐留を強固にする。だからより適切な配置だ」とし、さらに「第二には移駐が日米同盟をより正しい基盤におくことができる」と証言した。

次官補代理は二番目の理由について補足し、「日米同盟の維持に関して反対勢力は『米国は東アジアの一員ではない』という議論をよく出してくるが、米国領であるグアム島に相当規模の海兵隊を常駐させれば、米国が領土的にも安保上も東アジアや太平洋地域の一員であることの明白な表示となる」と語った。

 

【平成21年7月17日(金)】
◇米国国防総省が金正日総書記死亡後の計画を策定中
 マイケル・ナクト世界戦略問題担当次官補は15日、下院軍事委員会の聴聞会で、「北朝鮮の将来の状況に関するシナリオを作成している」と述べた。

 今回の証言は、米国政府が金正日総書記の健康状態について情報を得ているからなされたと見る向きもある。言及された「北朝鮮の将来の状況に関するシナリオ」とは、北朝鮮有事に発動する「作戦計画5029」をさらに具体化させていることを示唆するものとみられる。

◇政府が防衛白書を閣議了承
 政府が平成21年度防衛白書を了承した。今年度の防衛白書は中国海軍の動きに注目し、「能力の及ぶ範囲は中国近海を越えて拡大」していると懸念を表明している。
 北朝鮮の核・弾道ミサイル問題については「近い将来にも起こりうる権力構造の変化に際し体制が不安定化する可能性も排除できない」と動向を注視していく必要性を強調した。

 白書には中国海軍の日本近海での動きを示した地図が掲載されている。

◇「餓死寸前の軍隊」
 ゲーツ米国防長官の発言。ゲーツ長官は北朝鮮の朝鮮人民軍について「餓死寸前の軍隊」だとし、さらに「(北朝鮮の)兵力と戦闘能力は本当に衰えていると思う」と述べた。


←マーチの決定盤

【平成21年7月18日(土)】

◇中朝貿易が12月だけ突出して増加 ミサイル資材の購入か
 中国の対北朝鮮輸出額が昨年12月だけ突出して増えていた。中朝貿易は吉林省ルートで全体の3割を占めているが、昨年12月に関しては全体の5割を占めた。このため、北朝鮮は4月に発射したミサイルの資材を手に入れたと見られている。資材の一部には日本発中国経由の部品もあると見られている。

◇日米両政府が「核の傘」で協議
 日米両政府は18日午前に局長級の安全保障高級事務レベル協議(SSC)を外務省で開いた。日米両政府は米国が日本に提供するとしている「核の傘」の実効性を高める定期協議を開催することで合意した。


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この記事へのコメント

  • 高峰康修

    重要ニュースが盛りだくさんですね。

    日米間での核の傘に関する協議では、オバマの「核のない世界」政策と同盟国への拡大抑止の提供の整合性が徹底的に追求されなければなりません。ただ、日本にも米軍再編への協力や集団的自衛権の行使容認など、果たすべき義務は山積です。

    F35の共同開発は、悪い話ではないのですが、武器輸出三原則がネックですね。米国以外の国が共同開発国に名を連ねているとダメだという解釈ですから。こんなものは直ちに改めるべきです。
    2009年07月19日 23:30
  • うさぎの耳

    高峰様

    いつもコメントをありがとうございます。

    さらにTBも戴きましてありがとうございます。

    やはり、日本自身の変化も必要ということですね。

    「助けてもらいたいが、普段は見えないところにいて」という米国への姿勢は、中東諸国にもあるようですね。



    2009年07月20日 04:39
  • 章姫

    軍事関係のことを勉強するようになってから
    本当に国防について真剣に皆が考えなければならない事態になっているのに・・・と思えてなりません。沖縄の防衛はどうなるのでしょうか?
    そして、グアムに行ったことがあるものとして一言。グアムこそ、実は歴史を抹殺されてしまった地域だということがわかりました。グアムのトラベルガイドを読むと、あまり歴史の話が載っていないので調べてみると、どうやら大東亜戦争後にアメリカに準州という名の「植民地(という言い方がいいのかどうかわかりませんが」とされ、固有のチャモロ語などを使うのを禁じられたとか。
    それが何と、日本の共産党系の雑誌に取り上げられているのが不思議でなりませんでした。
    日本も目先の政局に惑わされているうちにとんでもないことになりそうで心配です。
    「危機管理」の観点からの日本の歴史を読みたいです。
    孫子が一位とか?本当に原典に当たりたいという人が増えたということでしょうか?私は以前教えていただいた芙蓉書房のを探してみたいです。
    2009年07月20日 19:08
  • うさぎの耳

    章姫様

    こんばんは。

    沖縄の防衛については、陸上自衛隊の与那国島駐屯や航空自衛隊那覇基地へのF15部隊の展開などが行われています。着実な政策を行っていくしかないようです。
     ただ、いわゆる間接侵略というものは、自衛隊にはどうこうできない問題でもあります。

    孫子を経済的観点から見た本はたくさんありますが、孫子の本来の目的である「如何に自国が損せず、強く大きくなっていくか」という軍事的観点からの本は少ないです。

    芙蓉書房の本は、軍事的観点から孫子を解説した本でして、巻末の著者解説や日本で孫子が受け入れられていく過程、日本での孫子研究家の紹介など、他には見られないものです。

    杉之尾 宜生「孫子」(戦略論体系)です。ちと値が張りますが、これ一冊で十分かと思います。
    2009年07月20日 20:25
  • 章姫

    >杉之尾 宜生「孫子」(戦略論体系)です。ちと値が張りますが、これ一冊で十分かと思います。

    了解しました。楽天のポイント使って買って読んでみようと思います。
    芙蓉書房ならば、軍事関係の書籍が充実していますよね!
    2009年07月25日 17:09
  • うさぎの耳

    章姫様

    ぜひ読まれてみてください。

    日本の陸海軍と孫子という文章もあります。その中に武藤中将のことも書かれています。

    2009年07月26日 08:48

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Excerpt:  日米両政府は、18日に外務省で局長級の安全保障高級事務レベル協議(SSC)を開き、米国が日本に提供する核による拡大抑止(核の傘)をめぐる定期協議の場を設置することで正式合意に達した。「核の傘」につい..
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