米露が核兵器を削減で合意!?

米ソ両国が核兵器の削減について一定の合意に達したそうです。

ロシアを始めて訪問されたオバマ米国大統領はメドベージェフ露大統領と会談し・・・


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核兵器について学ぶ(楽天市場)←知っているようで知らない


今年の12月に失効する第一次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約について協議しました。
(情報元 産経新聞web版 2009.7.7 01:01)

それで両国は・・・

・実戦配備されている戦略核弾頭の数をそれぞれ1500~1675発とする

・大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを1100~500にまで削減する

ことで合意したそうです。

今回の合意は、2002年の戦略攻撃戦力削減条約(モスクワ条約)で規定された1700~2200発を下回る水準となります。

削減の開始は後継条約発効後、7年を目処にするそうです。

ストックホルム国際平和研究所によると、両国が実戦配備している戦略核弾頭は、米国が2202発、ロシアが2787発となっていまして、実戦配備されていない戦略核弾頭については「解体を進める」としています。



今回の合意を要約してみると・・・(報道された範囲でです)

・「実戦配備」されている「戦略」核弾頭は互いに一定の水準まで削減しましょう。

・削減の時期は新条約「発効後」から7年後としましょう。

・「実戦配備されていない」戦略核は「解体を進める」と一応約束しておきましょう。

・核弾頭を運ぶ手段として削減するのは大陸間弾道ミサイルと潜水艦発射弾道ミサイル、戦略爆撃機

ということです。

つまり、「戦略」でない核兵器は温存するし、削減も新条約発効後ですから実際にするとも限らない、実戦配備されていない戦略核兵器は削減を検討する、運搬手段の航空機や車輌は削減しません、ということかと。

←常識!?


 米国としては、グルジア戦争などコーカサス地域に対するロシアの勢力圏拡大を警戒しており、戦略核兵器の削減を”口約束”しておく程度でいいと考えたのかもしれません。

削減対象を、「実戦配備」されている「戦略」核兵器にしぼり、なおかつ、削減時期を条約「発効後」にしたのですから。

”実際に削減するかどうかは分からないよ。今後の状況次第だね。まぁ一応口約束だけはしておこうかね”というのが両国の姿勢ではないでしょうか。


 ロシアは旧ソ連に属していた国々を「特権的利益を有する地域」とみなして、更なる勢力圏の拡大を図っています。さらにロシアは新条約の締結条件として、米国のミサイル防衛網の配備見直しを挙げているそうです。

ロシアとしては東欧にミサイル防衛網を配備されると、核ミサイルが米国本土に到達する前に破壊されることを恐れているようです。

ミサイル防衛網が完成すると、確実にロシアの核兵器は封じられてしまいます。しかも一方的に押さえ込まれます。

NATO軍に配備されている核兵器は、ロシアの中心部を即座に攻撃できる距離にあります。この上、さらに米国に対する圧力として機能していた長距離の核ミサイルまで封じられるとなると「悪夢」です。

←どこにあるの


大国の利害や思惑の絡む核兵器交渉です。

日本は蚊帳の外ですが、国際秩序の変化は確実に日本に影響を与えます。

核兵器の保有の是非については分かりませんが、核兵器のもたらす影響をしっておくことは大切だと思います。

←日本の保有について

核爆発が起こったとき←あなたなら

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